新型ディスクロード、VIVALO PALU 受注開始してます②

Posted by on 4月 3, 2018 in VIVALO | No Comments

先頃のブログ投稿では、新型ディスクロード VIVALO PALU の第一号について紹介させていただきました。

IMG_1951のコピー

キモリ製作所製のオリジナルエンドにより、エンドにかかる負担を軽減している、クイックリリース仕様車。

しかし、まさにこの第一号を製作している前後くらいの時期に、業界全体はエンド142ミリ・前後12ミリスルーアクスル・フラットマウントがディスクロードのスタンダードに移行しつつありました。




そして、第一号を見てPALU をオーダーしてくださったS様からは、当然新しい仕様でのリクエスト。

もちろん、VIVALOではお受けして、試行錯誤しながらも製作し、先日、無事納車させていただきました。

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VIVALO PALU & COLUMBUS E-THRU CARBON DISC FORK フレームセット

¥250,000 税別

* フラットマウント取付規格、シートクランプ・ヘッドセット 等は別売り


VIVALOの前後スルーアクスル・フラットマウント仕様でのPALU第一号となります。

誠にありがとうございます!



フォークの変更については、ディスクブレーキがフラットマウントがになったこともありますが、もう一つ大きな理由はフォークの肩下の長さにあります。

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VIVALO PALUのコンセプトは、「26までのタイヤが装着可能で、シャープな乗り味を維持しつつ、ロングライドに置ける快適性を重視したディスクロード」。

ENVE他、主要なカーボンフォークメーカーは、所謂「グラベルロード」的な700×33くらいまでのタイヤに合わせた長い肩下になっています。

これですと舗装路を走るロードバイクらしいシャープな乗り味やクイックなハンドリングが損なわれます。

そこでVIVALOでは、肩下の短い新しい仕様のカーボン・フォークを出している唯一の有名メーカーと言っていいCOLUMBUSのものを採用しました。

そして、それに合わせてヘッド角などのジオメトリーを決定しました。



リアはちょっと無骨なルックスではありますが、剛性重視で部材を選択。

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エンドとフラットマウント台座の部材については、次製作分からは変更の可能性大です(もちろん変更の際はS様の分も無償で修正させていただく予定。これがクロモリのいいところ!)

ただ、今回、ルックスに多少目をつぶってこちらの部材を採用したことで、クロモリらしい快適性を維持しつつ、非常にしっかりとした乗り味になりました。

店主も少しお借りして乗りましたが、上りでも後ろが適度にしなって、グイグイと推進させてくれているような感覚を味わうことができます。

スルーアクスル採用による剛性感も相まって、気持ちいいです!



パーツについては、シマノの新型の油圧ブレーキ・メカニカルレバーであるST-RS685やフラットマウントのBR-RS805を含むアルテグラグレードで。

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このレバー、油圧タイプのわりにボディが結構スマートで、握りやすいです。



ホイールは、やはり新型の12ミリスルーハブHB&FH-RS770とDT SWISSのディスクロード専用リム RR411の手組み。

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RR411は比較的ナローで軽量なロード専用リムで、ルックスもシャープな印象です。



実は3月に開催した「リバサイホリデーライド@伊豆大島」が、ちょうど良いタイミングでS様 VIVALO PALU のシェイクダウンライドとなりました。

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出来栄えを確認しながら、素晴らしい環境でシェイクダウンができてよかったです。

S様にも高い走行性能を実感していただけたご様子。

写真も絶景をバックに何枚も撮影することができて、大変助かりました。

ご協力、ありがとうございます!




今後のVIVALO PALU は、マイナーチェンジをしつつも、この仕様がスタンダードになっていきます。

これからスチールフレームのディスクロードの購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、是非ご相談ください。


宜しくお願い致します!