2 10月

VIVALO PALU w/ CHRIS KING 多め

9月が終わり、10月に途中してしまいました。

時の経つのが早くてびっくりしますが、ようやく暑さも和らぎ、今年も自転車の秋がやってきました。



モーニングライドで店主は、相変わらず赤いVIVALO PALUを愛用しています。

このディスクロードフレームは、やはり名品です。

ペダリングすると全体が適度にウィップして自然と前に進ませてくれるような、クロモリの特性を十分に持っていると同時に、カーボンフォークを採用していることによる安定感と軽さを実現しています。

さらに、フォルムも現代的で独特。

これまで何台か納めさせてもらいましたが、オーナーの皆様には大変満足していただいています。



少し前に新たにオーナーになられたN様のPALUを紹介させていただきます。

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VIVALO PALU フレームセット (w/ COLUMBUS FUTURA DISC FORK )

¥280,000 + tax 〜

オンロードのツーリング用にディスクブレーキのクロモリのロードをご所望であったN様。

色々と検討されている中でVIVALOに辿り着き、今回のご購入に至りました。

誠にありがとうございます!



カラーは某メーカーの車のカラーをもとにしたもので、お持ちになられたサンプルをもとに調色しました。

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深いブルーのメタリック系の塗装が美しい。



回転系のパーツについては、安定のクオリティ・メンテナンス性・デザイン性のCHRIS KINGを手堅くチョィス。

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MATT MANGO がフレームのカラーと合致して、まさに「映え」ますね。



昨今、コロナの影響もあり、電動や無線のコンポーネントが主流になっていますが、今回N様はお手持ちの11s DURA ACE メカニカルのパーツを流用。

日本人のロード乗りにとってはあまりにも身近過ぎてピンときませんが、DURA ACE メカニカルといえば、シマノの長い歴史の叡智の結晶とも言える名品ですので、これも手堅いチョイスといえるでしょう。

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自然な流れで、ブレーキは当店一推しの、世界でもトップクラスの性能を誇るメカニカルディスクブレーキ、GROWTAC EQUAL に決定。

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他メーカーのものとは比較にならない安定の制動力。

削り出しの仕上がりはメカ好きの心をくすぐります。

カラーが選べるのもうれしいですね。



ハンドルとシートポストは、One by ESUジェイカーボングランモンローSLカーボンメルトを搭載。

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昨今流行りのフレアハンドルとスタンダードなロードハンドルを融合させたような形状のグランモンローSL。

様々なシチュエーションやポジションでの快適な走行を実現するための、凝った構造になっています。

カーボンメルトは軽量なゼロオフセットタイプになります。



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現代的なクロモリロードをお探しでしたら、是非ご検討ください。

パーツのアッセンブルも相談に乗ります。

お問合せはイーストリバーサイクルズ まで。



21 12月

One by ESU 701D にお世話になった1年 ①

先日、店主が運営に携わっている「秋ヶ瀬の森バイクロア11」が無事終了しました。

今年は天気にもめぐまれ、多くの方にご来場いただきました。

例年通り、多くの自転車乗りの方々の遊び心に大いに刺激を受けた数日間でした。

誠にありがとうございました。

最近はみなさんがYouTubeで動画配信してくださるので、様子を知りたい方はそちらを見ていただくのがいいかもしれません。

YouTubeで「秋ヶ瀬の森バイクロア11」で検索してみてください。



その秋ヶ瀬の森バイクロアにも出展されていた東京サンエスOne by ESU JFF #701D(以下 701D)。

今年、当店が最も推したバイクですね。

One by ESUが長い歴史で培った技術とアイデアを注ぎ込んだ701Dは、レースでもツーリングでも、オンロードでもトレイルでも、幅広い遊びのシチュエーションで使えるグラベルバイク。

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製品の詳細に関してはコチラをどうぞ。

開発秘話については、コチラコチラを是非ご一読ください。

開発における模索の過程はもちろんのこと、開発者の自転車への熱い想いが伝わってきます。



そんな想いが通じて(?)少し前にはなりますが、当店で購入していただいた701D 2台を紹介させてください。


先ずはS様の701Dから。

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One by ESU JFF #701D &  OBS-RBD-ST スチールフォーク 

フレームセット価格(ヘッドパーツ、スルーアクスル 等含む) ¥159,000+tax



購入後は、このバイクでオフロード(バイクロアを含む)やオンロードを大いに楽しんでくださっているようです。

誠にありがとうございます!



身長は170で、サイズは530をチョイス。

形状が特殊なリーチが長めのハンドルがお気に入りで、その分ステムは短めのものを装着されました。

これでポジションもばっちりになった様子。

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カラーはOBSカラー31色の中からライトグリーンをチョイス。

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少しレトロっぽくもあり、良い感じです。



コンポはグラベルバイクでは定番のシマノGRX。

ここ数ヶ月はコロナの影響で、大変入手が困難となっておりますが・・・・。

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701Dの特徴といえば、しつこいようですが、このオリジナルのチェーンステーです。

BBに近い部分は縦方向につぶし加工が施されており、エンド側は横方向につぶし加工が施されています。

この加工により、なるべく短いチェーンステーの確保ができ、グラベルバイクとしては稀有な、ペダリング時 のロードバイク的な反応の良さをキープ。

さらには、オフロードを走った時の振動吸収性の向上に寄与しています。

少し難しいですが、詳しくは店頭で笑。

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横から見た時に、チェーンステーの特徴のある形状で、すぐに701Dだとわかりますね。



前述しました通り、昨今はコロナの影響で、新しいラインのシマノパーツの供給がかなり滞っております。

以前にブログでも紹介しましたGROWTAC EQUAL のディスクブレーキ&お手持ちのコンポで組み上げるといった選択肢もあります。

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そんな装備で701Dを組み立てて、冬場のオフロードを大いに楽しむというのはいかがでしょうか?



グラベルバイク/ロードを検討されているようでしたら、是非 One by ESU 701D を選択肢の1つに加えてください。

日本の自然の中での遊び方にぴったり合った、最高に楽しい自転車です。

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宜しくお願い致します!



4 8月

GROWTAC EQUAL メカニカルディスクブレーキ


GROWTACは自転車関連の製品の開発・販売をしている東京大田区のメーカーです。

過去にとある用事で一度大森の事務所にうかがったことがあるのですが、メーカーというよりも研究所といった雰囲気で、ぴりっとした空気が漂っていたことを記憶しております。


そのときに社長さんが力強くお話しされていた「レースシーンの使用にも耐えうるメカニカルディスクブレーキ」が、最近発売されました。


GROWTAC EQUAL メカニカルディスクブレーキ キャリパー

前後セット(専用ケーブル・アダプター・取付ボルト付属)

カラー:グレー・レッド・ブルー・ゴールド・ピンク

¥33,220



先日ブログに書きましたが、イーストリバー店主はOMM白馬に参加するにあたり新たに組んだOne by ESU JFF #701Dに、早速このEQUAL メカニカルディスクブレーキキャリパーを装着しました。

油圧系のシマノパーツの供給が滞っており困っていましたが、ふとこのキャリパーのことが頭をよぎり、試してみたいと考えたわけです。

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結論から言うと「よく効く!」です。

もちろん以前から知っているメカニカルディスクのタッチなのですが、よく完成車に装着されているメカニカルとは全然別物と言っていいでしょう。

白馬の道の急な下りでも、少しも不安になることはありませんでした。



「なぜ効くのか?」の理由についてですが、わかりやすいところで言うと、ケーブルが専用になっています。

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付属の専用アウターケーブルはソフトとハードの二種類あって、ドロップハンドルに沿わせて曲げなければならない部分はソフトを、それより下方部分はハードを使い、それらはコネクターによって連結されます。

市場に出回っているメカニカルディスクブレーキは、ケーブルワイヤーでレバーを握った力の3割近くをロスしているとのこと。

そのデメリットを解消しています。



それ以外のEQUAL メカニカルディスクブレーキの特徴や開発に関する諸事については、私がここで解説するまでもなく、メーカーのホームページにかなり詳しく記載されていますので、参照ください。

簡易版(十分詳しいですが笑)はコチラ、詳細版がコチラ

お時間のある方は、詳細版を是非。

GROWTACさんにうかがったとき私が持った「研究所」という印象は、間違いではなかったようです。


詳細版の中で「作りたいモノは、”良い機械式ディスクブレーキ”ではありません。自分のスタイル、自分の楽しみにあったブレーキシステムを”選択する自由”を作りたいのです。」という一節にはぐっときました。

ロードやシクロクロスはディスクブレーキがほぼ主流になっています。

しかし、すべてがトレンドや大手メーカーの意向に流されてしまうのではなく、EQUALのブレーキキャリパーによって、手持ちのパーツをこれまで通り愛着を持って使い続けられることができれば、これほど理想的な自転車ライフはないのではないでしょうか。



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当店の試乗車でいつでもお試しいただけますので、興味がありましたらご来店ください。

常時追加生産はしているようですが、メーカー在庫は少なめな状態が続いていますので、注文はお早目にどうぞ。

よろしくお願い致します!



30 7月

OBS #701D 試乗車 組みました

先日アップしたOMMについての投稿の中にもチラチラ出ていましたが、OMM参加に合わせて、店主の新たな相棒&イーストリバーの試乗車として、One by ESU JFF #701D を1台組みました。


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One by ESU JFF #701D & OBS-RBD-TH カーボンフォーク フレームセット

¥201,300 (カーボンフォーク同色塗装 +¥14,850)

サイズ:455,490,510,530,550(ERC車体は530)

カラー:30色より選択可 (ERC車体はメタリックイエロー)


* 名前が長いので(笑)、以下OBS #701Dと記載します。

東京の自転車問屋の老舗、東京サンエスのオリジナルブランド One by ESU

そのOne by ESU が、これまで培ってきた経験と知識を集結させて、現代の遊び方に限りなく近づけた自転車がこの#701Dです。

イーストリバー店主も「やはり1台組んで、じっくり乗ってみたい」という結論に至り、こちらの自転車を組むことになりました。



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細かいテクニカルな話しについては、以前に書いたF様の#701Dについての投稿で触れましたので、ソチラを参照ください。

それまでのOne by ESUのモデルは、どちらかと言うとレース中心の考え方で設計されていましたが、#701Dについてはさらに様々なシーンの使い勝手に耐えうるオールラウンダーになっています。



試乗車を組むにあたってのパーツについてですが、ご存知の方も多いと思いますが、コロナの影響で現在自転車業界全体がパーツの供給不足に悩まされています。

コンポーネントではグラベルバイク用のシマノGRXシリーズにその影響が特に顕著で、納期が数ヶ月先というものもめずらしくありません。

かく言う私もGRXで組もうと計画していたのですが考えを改め、とりあえず手持ちのパーツ中心で組むことにしました。

そこで救世主となったのが、こちらのブレーキキャリパー。

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GROWTAC

EQUAL メカニカル ブレーキキャリパーセット

前後セット ¥33,220 (専用ケーブルセット・マウントアダプター・取付ボルト付属)


もちろん油圧ブレーキは良いですが、レバーも変更しなければいけないのが悩ましいし、何より現在入手困難。

しかし、現状のパーツで済ませようとすると、メカニカル(機械式)のディスクブレーキは効きがもうひとつ。

その問題を解決してくれるのが、EQUALのメカニカル ブレーキキャリパーです。

こちらについては、長くなりそうなので別途ブログに書きます。


コックピットは、東京サンエスの別ブランドDIXNAのジェイフィットモンローFZハンドルとフォークステム、バーテープはBIKERIBBONのMAZEをチョイス。

ポップなルックスで、グラベルバイクっぽい感じ(?)になったかな、と。

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サドルはSELLE SAN MARCO GND DYNAMIC SUPERCOMFORT 。

店主のおしりがSSMの幅広系のものと相性が良いので、オフロード向けのGNDを使ってみることにしました。

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前回も書いた通り、この#701DでOMMをおおいに楽しむことができました。

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余裕のあるギア比(カセット11-34T)で700×36のタイヤを装着して走りましたので、適度に過酷なアップダウンやグラベルのある今回のライドにはちょうど良かったようです。

「シッティングで長時間乗って気持ちの良いフレーム」という印象をより強く受けました。

凝ったつくりのチェーンステーとシートステーのおかげで、リアがよくしなってくれることが大きいと思います。

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いつでも試乗できますので、ご興味のあるお客様は是非ご来店ください。

そんなに気張らずに乗ることのできるグラベルロードとしては、最高の1台だと思います。

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お待ちしております!