シクロクロスのレース車はOnebyESU で決まり

当店のお客様では数少ない、シクロクロッサーであるK様。

10年前にVIVALOでカンチブレーキ仕様のシクロクロス車をオーダーいただいて、それで粘り強くレースを続けてきましたが、ここ数年でめきめきと実力を上げて(何かあったんでしょうか笑)、最近、ついにC1に昇格!

おめでとうございます!




そこで、さらなる成績アップのために、念願のディスクブレーキ車への乗り換えをご検討。

最終的に、OnebyESU JFF #807z をご購入いただき、このたびめでたく納車となりました。

誠にありがとうございます!

OnebyESU JFF #807z

フレーム&CBD1.25TH フォーク ¥165,000

フレーム&CBD1.5TH フォーク ¥162,800



シクロクロスレースからグラベルライドまでをカバーしたOBSのアルミフレーム807z

トリプルバテッドのアルミフレームは、軽量且つ、レースや長時間のグラベルライドで酷使しても問題のない剛性を兼ね備えています。

ジオメトリーについては、かかりの良さを重視して、BBの位置は高め。さらにリア〜センターはこのタイプの自転車としては短めで、シート角が立ち気味となっています(ヘッドの角度は未公表)。

まさにCXレースに最適化したジオメトリーと言えるのでは。



フォークは2種設定されております。

日本国内のレースの状況を考慮すると、おそらくたっぷりとオフセットをとって直進安定性を重視し、適度な剛性のある1.25をチョイスした方が使い勝手がいいということになるのではないでしょうか(画像のK様の車体も1.25)。

剛性とクイックなハンドリングに重きを置いた1.5と、使い方や好みで分かれるところなので、よろしければ店主までご相談ください。



シートステーは振動吸収の良い扁平チューブ。

チェーンステーはS字の曲げによりクリアランスを最大限にとっており、泥詰まりを防ぐことができる形状になっています。

ブリッジが入っていないのも、泥詰まり対策です。

一応、グラベル系だと42の太さのタイヤまで入るとのこと。



カラーについては、クロモリ同様のカラーチャートからの選択はもちろん、アルミならではのアノダイズドのサンドグレーの設定もあり、K様はそちらにされました。

金属フレームらしい高級感があって、いい感じですね。

グラフィックはとてもシンプルで、質実剛健のイメージが強い(?)ワンバイエスらしいものです。



ホイールは、GROWTAC EQUALのカーボンリム14種の中からチューブラー対応のCXタイプのもの+DT SWISS 350の手組み。

前のVIVALOにも当店の手組みホイールを装着して、それを機能・ルックスともに気に入っていただいたので、今回はカーボンリムの手組みをオーダーいただきました。

せっかくフレームから組むのだから、ホイールもオリジナルの組み合わせの手組みにするというのは、「自分だけのバイク」感が高まります。

EQUALのリムは高性能なわりに、価格が抑えめなのでおすすめです。

おそらく、メーカーの完組みホイールと比較すると、振動吸収性やメンテナンス性は優れていると思います。

チューブラータイヤは、K様を含めシクロクロッサーに人気のA DUGUST のオールラウンダー SMALL BIRD



ブレーキは同じくGROWTAC EQUAL のメカニカルディスクブレーキ

当店の定番ブレーキとなってきた感がありますが、本当によく効きますので、検討中の方は是非、お試しください。

さらにクランクは、MAGENE PES-P505 BASE パワーメーター

リーズナブルな価格で、性能面も評判の良いクランク型のパワーメーターです。

シュッとしたデザインも807zに良く合います。

変速系のパーツは無難にシマノのメカニカルのものでまとめました。



開発過程については、東京サンエスの「月刊サンエスウォッチング」のVol.41や59に掲載されており、大変興味深いです。

こうした様々な過程を経て開発された、OBS 807z こそ「日本のシクロクロッサーのかゆいとこに手が届くモデル」と言えるかもしれません。


ご興味のある方は、当店でのOnebyESUの試乗会の開催を予定しておりますので、是非お問い合わせください。

宜しくお願い致します。