新型ディスクロード、VIVALO PALU 受注開始してます①
昨年より製作を開始したVIVALOディスクロード。
第一号の試作車は、いつもお世話になっているメッセンジャー&CXコースディレクターの根本”matudo”了慈氏が、日本で昨年8月に開催されたウルトラ・ディスタンス・ライドイベント「JAPANESE ODYSSEY」に出場する際に使用。
約3,000キロを走りきり、走行性や耐久性など、色々な面においてVIVALOの高いパフォーマンスを証明してくれました。
根本氏本人も大変気に入ってくれて、今シーズンも引き続きこれでロングディスタンスを走りまくる予定。
このたびVIVALOでは、このディスクロードを「PALU」と命名し、正式に受注を開始することになりました。
「PALU」とは発音すると「パル」。
音だけを聞くと「相棒」という意味の英語「PAL」になりますが、実は字面の「PALU」はインドネシア語でハンマーという意味。
「重い」「柔らか過ぎる」などのクロモリバイクに対する偏見を打ち砕き、ライダーに新しいハイブリッドな価値観を示したい。
また、それと同時に、クロモリバイクらしく消耗品としてではなく、「相棒」としてオーナーに長く寄り添ってもらいたい。
「PALU」とは、VIVALOの代表がそんな2つの強い願いを込めてつけたモデル名です。
今後もVIVALO PALUを、お見知り置きください。
そこで、根本氏が乗っているPALU1号車を改めて紹介。
VIVALO PALU & ENVE QR CARBON DISC FORK フレームセット
¥250,000 税別
* ポストマウント取付規格、シートクランプ・ヘッドセット 等は別売り
コンセプトとしては、世界的な潮流として在る「30以上の太いタイヤが履けて、グラベルも楽チンで走れるディスクロード」ではなく、「26までのタイヤが装着可能で、シャープな乗り味を維持しつつ、ロングライドに置ける快適性を重視したディスクロード」。
これが日本の道で最もライダーが楽しみ、満足していただけるディスクロードのスペックであるとVIVALOは判断しました。
ヘッドチューブは、VIVALO初のテーパーのものを採用。
ダウンチューブ ・トップチューブ・シートチューブの太過ぎないチューブと相まって、適度な剛性を実現しています。
パイプはもちろん、VIVALO得意のフレットブレイズド(鑞付け溶接)による接合。
VIVALOのスタンダードの一つであるVFR同様、すっきりと美しいラグレス・クロモリフレームとなっております。
リアエンドはNAHBSへの出展実績もあるキモリ製作所製のオリジナル。
ロードのディスクブレーキは、特にリアエンドへの負荷が大きく、ブレーキング時にエンドがよじれて変速に支障をきたしたり、最悪の場合はホイールが外れたりする危険があると言われており、現在業界全体としてはスルーアクスルを採用する流れにあります。
ただ、このエンドは、負担を軽減する形状に設計されており、クイックリリースでもある程度の剛性を維持する働きをします。
根本氏もJAPANESE ODYSSEY時に、下りでローターが熱を持って触れられなくなる位の過酷なヒルクライム&ダウンヒルを経験したようですが、走行については全く問題がなかったとのことです。
クイックリリースの方が、輪行の時などにはメリットが大きいかもしれません。
価格変更無しで、DI2対応の穴空け仕様でのご提供も可能です。
フレーム強度はそのままに、配線でせっかくの美しいルックスが損なわれることを避けられます。
すでにクイックリリースのディスクホイールやハブをお持ちでいらっしゃって、「新しいクロモリ・ディスクロードが欲しい」なんて考えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、是非ご検討ください。
実物を見たり、試乗ご希望のお客様は、ご予約いただければ現車を用意致します(根本氏はイーストリバーのすぐ近くにお住まい 笑)。
ただ、スタンダードになりつつある最新スペックは、「12ミリスルーアクスル」・「エンド幅142」・「フラットマウント・ディスクブレーキ」など。
実は近々で別のお客様に納車させていただいたPALUは、その仕様で製作させていただきましたので、次回のブログ投稿ではそちらのご紹介します。
そちらも非常に良い仕上がりになりました。
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