相変わらず”イタリア”らしいCINELLI EXPERIENCE

Posted by on 4月 20, 2016 in CINELLI | No Comments

私が好きな近藤等則(トシノリ)さんというフリージャズのトランペッターが、ちょっと前になりますがスタンダード曲ばかりを集めたアルバムを出しました。

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You don’t know what love is / Toshinori Kondo


スタンダード集といっても前衛の方なので、バックは普通のアコースティックな音ではなく、若い世代のDJが作ったエレクトリックなトラックだったりします。

それに関するインタビューで近藤さんが面白いことを言っていたのですが、バックトラックを作ったエラルド・ベルノッチについて「イギリス人みたいなハードコアなビートは作れないけど、逆にイタリア人特有のC調な色気がトラックにある。だから、スタンダードをやるにはどんぴしゃだった」そうです。


自分はイタリアに行ったことがないので、イタリアというと自分が仕事にしている「自転車」を通じてどんな国なのか想像したりするわけですが、確かに近藤さんのいうこともわかるような気がします。

TOPSHOTS A bottle of wine is attached to

でも、台湾や中国生産が当たり前になった現在でも、イタリアのメーカーの自転車はやっぱり独特な雰囲気ものが多いように思います。

その「イタリアらしさ」が真面目な日本人をひきつけるのでしょう。




というわけで、当店のイタリアものというとCINELLI

今年もEXPERIENCE 2016年 日本限定モデルが、遅ればせながら入荷してきました。

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CINELLI EXPERIENCE + SHIMANO 105 日本限定カラー 完成車

カラー:HSLホワイト

¥170,000 税抜


毎年日本限定カラーはイタリアンホワイトでしたが、今年はHSLホワイトという全くのニューデザインとなっています。

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HSLがなんの略であるか確認しておりませんが、色のパターンはチネリのロゴのパターンに近いですね。

かなりイタリアっぽくて好きです。

アメリカのブランドには絶対に見ることのないデザインだと思います。


この日本限定完成車について特筆すべきは、色以外にもあって、すべてコンポーネントが5800 の105で統一されているということ。

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イタ車にしては、価格もパーツ構成もかなり良心的なのではないでしょうか。


フレーム自体は今年もモデルチェンジはありません。

昨年も書きましたが、初めてロードバイクに乗るとか、ロングライドをメインの用途に考えているお客様には最高のフレームです。

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少しだけ長めのホイールベースと特徴的な細いシートステーなどが、快適な乗り心地を保証してくれます。

タイヤは700×26 までは入ります。



最近、東京の自転車店でもCINELLLI を展示しているところは少なくなっているようなので、「とりあえず現物を見たい!」という方は御来店ください。

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すべてのサイズは在庫しておりませんが、現時点であれば全サイズ取り寄せ可能。