18 3月

移転直前に納車させてもらったOnebyESU 703D

昨年の初めに販売が開始されたOnebyESU のオールロードクロモリモデル JFF #703D

「ロードバイクの乗り味のシャープさを維持しつつ、日本のオフロード環境に最適化した自転車」という旧モデルの701Dのコンセプトを受け継ぎ、より軽量に且つしなやかな乗り味を実現しています。

ルックスは地味ですが(笑)、楽しんで乗り倒すには最高の自転車です。

飽きが来ず、ずっと付き合える1台ではないでしょうか。



そんな703Dを昨年に店を移転する前に、H様に納めさせていただきましたので、そちらのご紹介。

OnebyESU JFF #703D

フレーム&RBD-THカーボンフォーク ¥217,800

フレーム&RBD-STスチールフォーク ¥182,600

*カーボンフォーク同色塗装 プラス¥15,400

サイズ:455、495、510(写真)、530、550、565

カラー:基本色25色 + パントーンからの指定が可能(チャージ有り)



当店で開催していた試乗会をきっかけに703Dの乗り味を気に入って、何度か店に通って相談させていただいた上で、ご予約いただきました。

湘南方面にお住まいなので、近所のオンロードやオフロードを走って楽しまれるとのこと。

誠にありがとうございます。



前モデルの701D同様、シートステーは扁平加工されており、高い振動吸収性を維持。

703Dでは軽量で剛性の高いRITCHEYのV2エンドを採用しているため、それに合わせて701Dのつぶしの入った独特のチェーンステーは変更されましたが、曲げ加工やバテッドチューブ等の採用でシンプルなルックスながら、しなやかな走行に大きな効果をもたらしています。

H様が選ばれたタイヤはパナレーサー グラベルキングの700×28ですが、クリアランスはご覧の通り。

最大で700×38までの装着が可能です。



カラーは基本色からメタリックCブルーを選ばれましたが、これもなかなか高級感があって良い色です。

フォークもフレームと同色塗装しましたが、やはり統一感があっていいですね。



クランクセットはDIXNA ラ・クランク

狭いQファクター(クランクのペダル取付部の間の距離)設定で、且つ多数のクラン長のラインナップにより、日本人が効率の良いペダリングを行うことを目的に開発されたクランクです。

そんな理屈もありますが、細身のシェイプと美しい仕上げがクロモリフレームにはぴったりなので、それだけの理由で選ばれるお客様もちらほら(笑)。

ちょうど12速用のチェーンリングが出たので、こちらを装着することになりました。



クランク以外のコンポーネントは、無難にシマノR71シリーズの12速の105。

ハンドル・ステム・シートポストはDIXNAのもので。ハンドルは、H様はロード的な乗り方がメインということで、フレアタイプではなく、スタンダードなドロップ形状のジェイフィットエバージヨンを選ばれました。



H様はロード寄りの組み方ですが、703Dはもっと太いタイヤの装着も可能ですので、よりグラベルバイク寄りのパーツの組み合わせで組んでもいいと思います。

欧米のグラベルバイクに付いているような太いタイヤは装着できませんが、703Dは日本の舗装路から未舗装路までを気持ちよく走るために考え抜かれて設計された自転車と言えます。

近いうちに試乗会を開催予定ですので、次にのクロモリフレームを探されている方は是非703Dをご検討ください!



15 3月

Panasonic 取り扱い開始。早速EZのオーダーをいただきました。

イーストリバーサイクルズではパナソニックの自転車の取り扱いを開始しました。

取り寄せがメインになりますが、一般車からクロモリ・チタンのPOSフレームセットのオーダーまでお受けできますので、ご興味のある方は、お問い合わせください。



当店では、もちろん先ずはPOSフレームを推していきたいと考えていたのですが、実際にお客様からお問い合わせがあり販売させていただいたのは、別のシリーズの自転車でした。




PANASONIC EZ

¥147,000(本体のみ)

カラー:ブラック、オリーブ(写真)、ブラウン

*画像のチャイルドシート・キャリアー・両立スタンド・バスケットは別売り。



パナソニックには、電動の一般車(いわゆるママチャリ)だけじゃなくて「スポーツ&ファッション」という電動車のシリーズがあります。

恥ずかしながら、このシリーズの存在については、取り扱いを開始してから初めて知ったのですが、デザインが悪くなく、良い意味で自分が知っている電動ママチャリとはイメージがかけ離れているものでした。

その後、街中を見回したり、スーパーの駐輪場をチェックしたりすると、それなりの数のEZやこのシリーズの自転車を見かけ、遅ればせながら人気車であることを理解(笑)。



オーナーのN様からのオーダーは、お手持ちのYeppのチャイルドシートを取り付けて、それに併せてスタンドや台座となるキャリアを取り付けて欲しいというもの。

もちろん初めてのEZのカスタムだったのですが、思考錯誤しながら、安全性や見た目に問題のないスタンドやキャリアをチョイスして、取り付けできました。

なるべく雰囲気を損なわないバスケットということで、こちらのものを取り付け。



バッテリーは安心のパナソニック製。

ブレーキはVブレーキで、タイヤは406の20インチなので、部品交換等のメンテナンス性も良さそうです。



POSフレームやEZ以外でも、Panasonicの自転車でご興味のあるものがありましたら、何なりとお問い合わせください。

宜しくお願い致します!



14 3月

WHITE INDUSTRIES のハブ手組みホイール、一推し

主なメーカーのロードバイクやシクロクロスバイクのラインナップは、ほとんどディスクブレーキ仕様になりました。

スポーツバイクの性能が向上するのは良いことに違いはないのですが、みなさん、これまで使ってきたリムブレーキの自転車はどうされていますか?

ここ数年の自転車の価格は大幅に上がってしまい、趣味としてのスポーツバイクのハードルが高くなってしまった昨今、イーストリバー店主は、手持ちのものを直しながら長く使うことは、とても大切なことだと以前より感じるようになりました。

当店で購入した自転車でなくても、修理・メンテナンス・パーツ交換 等、ご相談ください。



完組みホイールについても、リムブレーキ用のラインナップは大幅に減って、選択肢は少なくなってきました。

「リムブレーキ仕様で、もう少しグレードの高いホイールが欲しいな」と思っても、完組みだと難しい状況です。

そんな時に、イーストリバーサイクルズでは手組みホイールをおすすめします。

こちらは、少し前にS様からオーダーいただいて組んだ、WHITE INDUSTRIES T11ハブの手組みホイールです。

以前に当店でリムブレーキ仕様のVIVALOのクロモリフレームを提供させていただいたS様ですが、ホイール交換を検討していたところ、やはりリムブレーキ仕様だと適当なものがなかったので手組みに興味を持っていただき、今回のオーダーに至りました。

誠にありがとうございます!



こちらのブログで何度も紹介させていただいていますが、WHITE INDUSTRIES は創業50年近くを誇るアメリカのパーツメーカー。

ハブ・クランク・チェーンリングの削り出しの技術と美しさは、世界有数のものですし、実践に裏打ちされた性能を誇ります。

T11はリムブレーキのハブのシリーズで、7色のカラーから選択が可能です(カラーチャージあり)。



リムはHED BELGIUM、スポークはSAPIM CX-RAYをチョイスされました。

CX-RAYは、粘り・強度・軽量性を兼ね備えた最高峰のエアロスポークになります。

丸穴用ですと、補修やメンテナンスも比較的楽にできます。



しつこくて申し訳ありませんが、手組みホイールは見た目の特徴はありませんが、振動吸収性の良さやメンテナンス性の高さでは、完組みホイールより優れていると思います

リムブレーキ用のリムやハブは多くはないですが、いくつか選択肢がありますので、ご予算に応じて提案させていただきます。


ご興味のある方は、是非お問い合わせください!



WHITE INDUSTRIESの当店ウェブショップはコチラ



12 3月

シクロクロスのレース車はOnebyESU で決まり

当店のお客様では数少ない、シクロクロッサーであるK様。

10年前にVIVALOでカンチブレーキ仕様のシクロクロス車をオーダーいただいて、それで粘り強くレースを続けてきましたが、ここ数年でめきめきと実力を上げて(何かあったんでしょうか笑)、最近、ついにC1に昇格!

おめでとうございます!




そこで、さらなる成績アップのために、念願のディスクブレーキ車への乗り換えをご検討。

最終的に、OnebyESU JFF #807z をご購入いただき、このたびめでたく納車となりました。

誠にありがとうございます!

OnebyESU JFF #807z

フレーム&CBD1.25TH フォーク ¥165,000

フレーム&CBD1.5TH フォーク ¥162,800



シクロクロスレースからグラベルライドまでをカバーしたOBSのアルミフレーム807z

トリプルバテッドのアルミフレームは、軽量且つ、レースや長時間のグラベルライドで酷使しても問題のない剛性を兼ね備えています。

ジオメトリーについては、かかりの良さを重視して、BBの位置は高め。さらにリア〜センターはこのタイプの自転車としては短めで、シート角が立ち気味となっています(ヘッドの角度は未公表)。

まさにCXレースに最適化したジオメトリーと言えるのでは。



フォークは2種設定されております。

日本国内のレースの状況を考慮すると、おそらくたっぷりとオフセットをとって直進安定性を重視し、適度な剛性のある1.25をチョイスした方が使い勝手がいいということになるのではないでしょうか(画像のK様の車体も1.25)。

剛性とクイックなハンドリングに重きを置いた1.5と、使い方や好みで分かれるところなので、よろしければ店主までご相談ください。



シートステーは振動吸収の良い扁平チューブ。

チェーンステーはS字の曲げによりクリアランスを最大限にとっており、泥詰まりを防ぐことができる形状になっています。

ブリッジが入っていないのも、泥詰まり対策です。

一応、グラベル系だと42の太さのタイヤまで入るとのこと。



カラーについては、クロモリ同様のカラーチャートからの選択はもちろん、アルミならではのアノダイズドのサンドグレーの設定もあり、K様はそちらにされました。

金属フレームらしい高級感があって、いい感じですね。

グラフィックはとてもシンプルで、質実剛健のイメージが強い(?)ワンバイエスらしいものです。



ホイールは、GROWTAC EQUALのカーボンリム14種の中からチューブラー対応のCXタイプのもの+DT SWISS 350の手組み。

前のVIVALOにも当店の手組みホイールを装着して、それを機能・ルックスともに気に入っていただいたので、今回はカーボンリムの手組みをオーダーいただきました。

せっかくフレームから組むのだから、ホイールもオリジナルの組み合わせの手組みにするというのは、「自分だけのバイク」感が高まります。

EQUALのリムは高性能なわりに、価格が抑えめなのでおすすめです。

おそらく、メーカーの完組みホイールと比較すると、振動吸収性やメンテナンス性は優れていると思います。

チューブラータイヤは、K様を含めシクロクロッサーに人気のA DUGUST のオールラウンダー SMALL BIRD



ブレーキは同じくGROWTAC EQUAL のメカニカルディスクブレーキ

当店の定番ブレーキとなってきた感がありますが、本当によく効きますので、検討中の方は是非、お試しください。

さらにクランクは、MAGENE PES-P505 BASE パワーメーター

リーズナブルな価格で、性能面も評判の良いクランク型のパワーメーターです。

シュッとしたデザインも807zに良く合います。

変速系のパーツは無難にシマノのメカニカルのものでまとめました。



開発過程については、東京サンエスの「月刊サンエスウォッチング」のVol.41や59に掲載されており、大変興味深いです。

こうした様々な過程を経て開発された、OBS 807z こそ「日本のシクロクロッサーのかゆいとこに手が届くモデル」と言えるかもしれません。


ご興味のある方は、当店でのOnebyESUの試乗会の開催を予定しておりますので、是非お問い合わせください。

宜しくお願い致します。



9 3月

約10年振りにバイク風呂敷を作りました

まさに三寒四温を繰り返しているここ数日ではありますが、イーストリバーサイクルズの新店舗はぼちぼち営業しております。

引き続き宜しくお願い致します!



新店舗の再営業開始に合わせて「何か記念になるグッズを出したい!」と考えたところ、思いついたのがバイク風呂敷

約10年振りにバイク風呂敷を販売することにしました。



イーストリバーサイクルズ オリジナル バイク風呂敷

カラー:白x青白x紫

*フロント&リア 結び方マニュアル付き

¥2,750



当店が10年くらい前に提唱(?)した風呂敷を使ったバイクパッキングのスタイル。

とあるお客様から結び方を教えていただいて試してみたら、これがどんなものでも包めて大変便利。

きちんと結べば、どんなに激しく揺れても落ちないことがわかりました。

当初は市販の風呂敷やバンダナで試していたのですが、定型の大きさですと小さ過ぎたり大き過ぎたりで(風呂敷やバンダナは元の生地を無駄にしないように大きさが決まっています)、バイクパッキングにはなかなかしっくりきません。

そこで、生地を吟味して、丁度良いであろう大きさで作ったのが、イーストリバーサイクルズオリジナルのバイク風呂敷です。



今回は白地で、風呂敷らしい青と紫の総柄にしました。

自転車のカラーに合わせて、選んでいただけると幸いです。

生地は結びやすさを重視して、以前に作ったものよりも少し薄くて、若干の伸縮性があるものをチョィスしました。

大きさは、市販のサイズにはない独自規格です。



前回同様、イラストのマニュアル付き。

「真結び」は走行中は絶対ほどけず、解く時は一発で解けるという、風呂敷バイクパッキングには必須のテクニックなので、練習しておくといいです。

が、かつて弁当箱を包んでいた結び方だったりするので、「ああこれか」という感じ(笑)。
テクニックというほどではありません。

さらに今回は、店頭で買ってくださった方に口頭お伝えしていた、フロントのパッキングのやり方もイラストにしてもらいました。

実はリアよりもフロントの方が活用しやすかったりするので、是非マスターしてください。



バイク風呂敷を単独で使用するのもいいですが、先ずはバッグ類と組み合わせて使うことをおすすめします。

バッグやポケットの中に1枚しのばせておいて、出先で暑くて脱いだウェアや、コンビニで買った補給食、遠出した時のお土産なんかを入れるのに、ご活用ください。

パンを入れてもバッグに入れるよりはつぶれにくいので、特にパン屋に行く時は重宝します。



店頭はもちろん、ウェブショップでも販売しております。

イーストリバーサイクルズ ウェブショップ



とにかく便利なので、是非お試しください。

宜しくお願い致します!



4 3月

店が新しくなったので、ステッカーを作りました

新店舗での再営業開始に合わせて、自転車などに貼っていただけるイーストリバーサイクルズのオリジナルロゴのステッカーを作りました。

自転車や貼る対象のカラーに合わせることができるように、カラーはブラックとホワイトの2種類。



先ずは当店で購入された自転車本体やホイールに貼っていただきたいです。

昔でも最近でも、当店で自転車本体やホイールを購入してくださったお客様には無料でお配りしますので、是非取りにいらしてください。



先ずは手持ちの自転車に貼ってみました。

目立ち過ぎず、ワンポイントとして良い感じです。



修理やオーバーホールでお預かりしている自転車にも、勝手に(笑)貼らせていただきました。



もちろん、その他にも希望されるお客様には無料でお配りしますので、ご来店時にお知らせください。

宜しくお願い致します!



3 3月

大変遅ればせながら、店舗移転のご挨拶


ご無沙汰しております。

イーストリバーサイクルズ店主 岡野です。

昨今はSNSの発信が無いと、店の存在は無きものとなるような風潮があるようで(笑)、「岡野は生きているのか?」といったご心配をしてくださる、お客様もいらっしゃいました。

ご心配をおかけしまして、申し訳ございませんでした。



イーストリバーサイクルズは、昨年の10月末に無事再オープンし、営業を開始しております。

告知はしておりませんでしたが、すでに少なくないお客様がご自身で調べてご来店くださっております。

本当にありがたい限りです。

今後とも宜しくお願い致します!



あまり有ることではないので、新店舗開店までの報告を少々。

先ずは初夏から物件探し。

そこで今の墨田区菊川の物件に出会いました。

スケルトンでかなりコンパクトな物件だったのですが、旧店舗に近く、屋根付きの張り出したスペースが「自転車屋」らしいということで、悩んだ末に決定。



旧店舗同様、WATER CYCLING カナヤマコウジ氏に内装をお願いしました。

14年振りの依頼になります。時が経つのは早いものです。

今年の夏も2010年と同じように暑かったですが(それ以上かも)、それでも頑張っていただきました。

日に日に新たなる「我が仕事場」が完成していく様は、心が高鳴るものがありました。

カナヤマ氏の感性や技術も相変わらず冴えており、何てことないマンション1階の空きスペースが「ちょっと風変わりな自転車屋」へと変身。

彼の制作物については、無骨さ・親しみやすさ・センスの良さの複雑な(笑)バランスが魅力で、個人的にファンなのですが、こんどの新しい店はそんなエッセンスが詰め込まれた出来で、大変満足しています。



先日の夕方の店の風景です。

新店舗を紹介する投稿なのに、ごちゃごちゃした画像で申し訳ありませんが、すでに稼働している証左ということでご容赦ください。



ぼちぼちモーニングライドを開始したり、試乗会等のイベントを開催したりしていきたいと考えておりますが、先ずは店主の顔をのぞきに来る目的だけでも結構ですので、ご来店いただけますと幸いです。

改めまして、今後とも宜しくお願い致します!