イーストリバー’s TOEI 第1号機 ツアラー
先日SNSでも告知しましたが(コチラ参照ください)、ご縁があって、イーストリバーサイクルズでは東叡社の自転車の取り扱いをさせていただくことになりました。
1955年に東京 上野で創業してから、スポーツサイクルの製作に長年携わってきた東叡社。
工房の場所や職人は何度か変わってきたものの、高い技術は代々受け継がれ、今やハンドメイドの自転車フレームとしては日本を代表するブランドの一つとなっています。
特に東叡社のツーリングバイクは、多くの旅自転車のマニアにとっては憧れなのではないでしょうか。
現在はチーフビルダーの山田氏を中心に、数人の職人によって日々製作が行われています。
現在、ツーリングバイクを1台お借りして展示中ですので、ご興味のある方は、是非ご来店ください。
そして、常連のW様に取り扱いの開始をお知らせしたところ、早速1本、ツアラーのオーダーをいただきました。
記念すべき、イーストリバー発のTOEI 第1号機になります。
2年前にVIVALOでロードのオーダーをいただいたW様は、以前に旅したことのある東北の山間の温泉に自転車で行くことを計画されており、そのためにグラベルロードの購入を検討していらっしゃいました。
TOEIの取り扱いの開始をお知らせしたところ、即興味を示していただき、今回のオーダーに至りました。
誠にありがとうございます!
先ずは、TOEIのオーダーについての説明を少々。
TOEIのロゴタイプは1種類で、カラーはブラックかホワイトののみ。
標準仕様で、ヘッドは金属製のヘッドエンブレムになります。
このロゴのデザイン、好みはあるとは思いますが、やはり長く続いてきたブランドなりの重みがあり、良いですね。
今回のW様のツアラーでは、車体がブラックなのでホワイト一択。
チューブは特別な指定が無ければお任せになりますが、基本的な構成としてはカイセイ022プラスアルファになります。
ラグについては、シンプルなデザインのイタリアンカットのタイプがスタンダード。
今回の車体も、W様の指定で、イタリアンカットになりました。
ちなみにTOEIでは、もっと複雑なデザインのオリジナルラグでの製作も可能です。
こだわりを持った数多くのオーナー様を相手にしてきた、東叡社ならではのノウハウの成せる技だと思います。
TOEI では、オリジナルのラックやキャリアーのオーダーも可能です。
今回はTOEI製の決まった型の前後ラックを、フレームセットに追加しました。
もちろんハンドメイドですが、想像していたよりもリーズナブルな価格になります。
カスタムのラックやキャリアーも製作可能らしいので、ご興味のある方はお問い合わせください。
これも長年の製作で培ってきた、東叡社の持つノウハウならではですね。
今回のW様のオーダーに関する要望としましては、
1. ノーマルサイズのパイプ・ラグド・ホリゾンタルのトップチューブ 等、クラシックなスタイルであること。
2. パーツはシルバーであること。
3. 現代的な遊び方やパーツ規格に準じていること。
4. 泥除けは装着しない仕様であること。
等々、といった内容でした。
そこで、イーストリバーとしては、今回製作のツアラーの全体的なコンセプトやパーツ構成を、今のグラベルライドに近づけたものにしました。
ホイールはCHRIS KING R45 & VELOCITY QUILL の手組みホイールで、IRC BOKEN DOUBLECROSS のチューブレスタイヤを装着。
ブレーキについては、W様がクラシックなカンチタイプを何となく希望されていたので、現行のカンチブレーキだと一番制動力が高いであろうPAUL NEORETRO & TOURING を装着。
ディスクブレーキも検討しましたが、それに合わせてフォークの強度を上げてしまうと、クロモリの良さが失われてしまうので、カンチは性能面でもルックス的にも良いチョィスだと思います。
クランクセットは、WHITE INDUSTRIES G30 & MR30 TSR 。
オフロードのファンライドがメインの用途なので、フロントの変速機は無しの、シンプルなシングル仕様。
チェーンリングMR30は、歯がナローワイドタイプのモデルです。
カセットスプロケットはシマノ CX-M8000 11-42T、RDはGRXと、グラベルバイク定番のコンビネーション。
シフターはダイアコンペ ENE WING SHIFTER をトライしてもらうことになりました。
ブレーキがカンチなので、シフトレバーの選択肢はかなり限られますが、これがなかなか自由度が高くて良い。
手元でシフトチェンジできるアナログ系のものとしては、使い心地も悪くありません。
ハンドルはRITCHEY VENTURE MAX というフレアタイプのものですが、ブレーキレバーの下側に装着すると、自然な感じで指が届き変速できます。
写真は初期状態ですが、W様に使ってもらって意見をうかがいなから、角度や位置を微調整しました。
ステムとシートポストは定番のTHOMSONで、サドルはロングライド向けのレザーサドルとして非常に評価の高いSELLE ANATOMICA X2。
革の表面は防水加工されているので、雨に降られても簡単に劣化しません。
革のみの交換も可能で、非常に実用的。
且つネオクラシックなルックスが、クロモリフレームにぴったりです。
パーツ構成も含め、イーストリバーらしいTOEIの自転車が組み上がって満足しています。
ロードでもツアラーでも、東叡社のフレームにご興味のある方は、イーストリバーサイクルズまでお問い合わせください。
今後とも宜しくお願い致します!
今月、BOMBTRACK 試乗会を開催します!
一昨年より当店で取り扱いを開始したBOMBTRACK。
グラベルバイクのブランド from Germany として、じわじわと日本でも知名度を高めてきました。
コロナの影響で供給が思っていたようにいきませんでしたが、最近になってようやく、日本の代理店にも完成車を中心に少しずつ入荷してきています。
そのタイミングで、イーストリバーサイクルズで久々に試乗会を開催することになりました。
購入を検討されている方はもちろんのこと、ちょっと気になっているくらいの方も是非ご来店ください。
<開催期間>
3月21日(火)〜4月25日(火)
<開催中に試乗可能な車体>
ツーリングからシクロクロスまでマルチに使えるグラベルロード
ARISE(アライズ)
M(520-700C) グロッシーコーヒーブラック
詳細はコチラ
細身のクロモリフレームに変速を備えるアドベンチャーツーリングバイク
ARISE GEARED(アライズ ギアード)
M(520-700C) グロッシーメタリックグリーン
詳細はコチラ
バイクパッキングツーリングやトレイルライドのために作られたグラベルロード
HOOK EXT (フック EXT)
M(530-27.5”) マットメタリックグレー
詳細はコチラ
極限の大陸横断ツーリングのためにデザインされたツアラー
BEYOND 2 (ビヨンド2)
M(480-29”) グロッシーメタリックルートビア
詳細はコチラ
代表的自転車カルチャーの名を冠すロングライド向けバイク
AUDAX(オーダックス)
M(520-650B) グロッシーセージグリーン
詳細はコチラ
昨年の1月に開催した時と同じラインナップなのですが、その時はブランドの知名度もまだまだだったので、試乗会の開催自体を知らなかった方が多いかも。
こんな感じでやってます。
試乗をご希望される方には恐れ入りますが、
①誓約書のご記入
②試乗時間内の身分証明書のお預かり
をお願いしておりますので、あらかじめご了承ください。
ご来店をお待ちしております!
本国HPはコチラ
国内代理店HPはコチラ
BRUNO e-tool でキャンプに行ってきました!
少し前から計画を練っていたのが、BRUNO e-toolでのバイクキャンプ。
先週末にSWIFT CAMPOUTというイベントがあり、多くの自転車乗りが自転車でキャンプに出掛けている様子を、インスタグラムを通じて目にしました。
みなさん苦し楽しそうで(笑)、おじさんでも刺激を受けました。
そして思い腰を上げ、急きょe-toolでのキャンプを実行に移すことにした、というわけです。
自分がバイクキャンピングを実行する上で考えていたのは、「年齢にふさわしくEバイクで、わがままに積みたいものを積んで、無理せずに走る」(今年で55歳です)という方向性がいいのではないかということ。
キャンプについても「酒をのみながら、借りている漫画を読む」ということを今回は目的に据えて、無理して色々調理器具等を新調せず装備は最低限で。
飲み物・食べ物は行き掛けのスーパーで調達することにしました。
自転車と装備はこんな感じ。
フロントのバスケットはお馴染みのWALD 139、リアはBASILのCRATEという樹脂製の大型のバスケット。
CRATEには専用のキャリア&アダプタープレートがラインナップされていて、これをバスケットとキャリアに装着すると、簡単に取り外しが可能になります。
BASIL CRETE L ¥6,160
BASIL MKI CARRIER&ADAPTER PLATE ¥8,360
マット以外で一番大きい荷物が、これ。
eno LOUGER TM DL CHAIR ¥20,900
ハンモックメーカーのenoが開発したアウトドアチェア。
身体を包み込むまさにハンモックのような座り心地が最高です。
つくりがしっかりしている分バイクパッキングするには少々大きいですが、e-toolキャンプなので問題ありません。
今回、目指すキャンプ場は、千葉の手賀沼近くに位置するRECAMPしょうなん。
日中は酷暑が予想されるため、平日の都心部を通らないで済む千葉方面のキャンプ場をチョイスしました。
いつもモーニングライドのルートである江戸川サイクリングロードを流山まで。
そこから一般道経由で大堀川の河川敷の道に出て、手賀沼に至りました。
車の少ないルートを選んだとはいえ、暑い日の河川敷走行は、やはりこたえますね(笑)。
おまけにタイヤにトラブルがあり、ルート途中にある自転車屋に寄ったりして、到着は夕方になってしまいました。
まあ、なかなかスムーズに事が進まないから旅は面白い。
RECAMPしょうなんの受付にチェックイン終了ぎりぎりの時間に到着して(上の写真は翌日の朝にとったもの)、暗くなる前に設営し、自転車で行けるところにあるコンビニで買い物を済ませ、やっと一息。
この後はenoのチェアにどっかり腰を落ち着けて、お酒をいただきながら、しばし漫画に没頭しました。
とりあえず、目的は達成。
夜は都内よりもはるかに涼しく、快適でした。
ただし、既に夜でもTシャツと短パンで過ごせる気候になってしまっているので、さすがに虫が多いですね。
虫除けスプレーと蚊取り線香で防御を試みたお陰で、ほとんど刺されることはありませんでしたが。
朝は6時くらいだと、まだ涼しくて快適。
「コーヒーくらいはきちんとしたものを」と考え、持参の豆をミルで挽いて、ドリッパーでコーヒーを淹れて、おいしくいただきました。
帰りも暑かった!
雨よりはいいけど(笑)
また、e-tool でキャンプにトライして、みなさんに報告したいと思います。
BASILのバスケットやenoのチェアは、実物を当店でご覧いたけます。
よろしければ、もちろん取り寄せ・販売も可能ですので、ご検討ください。
BRUNO e-tool に関する詳細はコチラをご覧ください。
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