ポートランドに行ってまいりました! その1
約一か月振りにブログを書いておりますが、みなさまお元気にお過ごしでしょうか?
こんなに間が空くと心配してくださるお客様もいらっしゃって、わざわざ店主が生きているかどうか確認に店に来ていただいたりして、本当にありがたい限りです。
9月末に告知しました通り、店主は10月の頭にアメリカ合衆国オレゴン州のポートランドに行っておりまして、10日程店を留守にしておりました。
これもありがたいことなのですが、帰国後は渡航前に御依頼いただいていた作業がたまっており、それと日常の業務をこなしているうちに10月は過ぎ去ってしまいました(バイクロアの業務もございまして。これもありがたい限り)。
11月に入り落ち着いてまいりましたので、ポートランド滞在の報告を少しずつさせていただきたいと考えております。
ところで、このブログを読んでくださっているみなさんは、ポートランドについて御存知でしょうか?
サンフランシスコやニューヨークを知らない方はいないですが、ポートランドというと名前くらいは聞いたことがあるけど特に何が有名かまでは知らない、という方が結構な割合でいらっしゃるのでは(ということが帰国前後に色々な方と話しているうちにわかりました)。
端的に言うと、「地産地消」や「DIY」やといったアイデアを基に、自然に寄り添って人々が生活し、それを気に入った他の地域のセンスの良い人々が集まってきて発展してきたアメリカ西海岸の都市です。
最近では「全米で一番住みたい街」No.1 に常に選ばれることで有名。
人口はだいたい千葉県船橋市といっしょくらいです。
街には少なくない数のコーヒーのロースター、ビールの醸造所、木工・革・プリントなどの工房、地元の食材を使ったレストランやスーパーマーケットが点在し、郊外にはNIKE やCOLUMBIA の本社があります。
そのどれもが決して規模は大きくなく、提供している商品も安くはないですが、作る過程だけでなくや流通にまでこだわったものが多いです。
当然クオリティについては推して知るべし。
こういったところをめぐるだけでも、かなり楽しい。
自転車については、かのCHRIS KING が本社を構え、多くのフレームビルダーの工房があります。
一時期よりはビルダーの数は減ったようですが、未だに「ハンドメイドバイクの聖地」と言えるでしょう。
自転車は都市交通政策の一部と重要な役割を果たしているので、インフラがかなり充実しています。
多くの人々が自転車を移動手段として使い、それに伴って多様なスタイルの自転車店が街には見られます。
今年は雑誌のPOPEYEに特集されたことがあったり、自転車業界でも尖がったお店や問屋は早くから目をつけて何度も通われたりしているので、商売のネタになるような目新しいものは特にないことはわかっていたのですが、ハンドメイドのバイクをウリにしている当店としては一度は訪れておくべき場所として、ずっと頭の中にはありました。
そんな折り、以前に当店で展示・試乗会をやったことがあるHELAVNA CYCLES のキヌガワ氏より、むこうの「HANDMADE BIKE&BEER FESTIVAL」というショーに出展するから手伝いも頼みたいし一緒に行かないか、とのお誘いをいただき今回のポートランド行きを決めたわけです。
結論としては、とっても良い経験をさせてもらいました。
キヌガワ氏にはとても感謝しています。
まとまりがなくなりそうなので、「その1」はここまで。
また、ポートランドについてはしつこく書きますので(笑)、よろしかったらお付き合いください。
もちろん、店に来ていただければ、店主が何時間でも(?)語りますよ!
観光名所のThe Steel Bridge と店主。
名所といえばこの橋が最大の観光名所だったりするので、それらしいところは(例えばエンパイヤステートビルやタージマハールや清水寺のような)何もなかったりするのですが、街中を自転車でめぐったり現地の人と会って話したりすると、ジワジワとその凄さがしみてくるような街です。
この写真はまだ滞在2日目なので、「店を閉めて見聞を広めに来てみたが、ここ大丈夫か?」的な複雑な表情をしています(笑)
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