30 4月

VIVALO ミニベロ のオーダーをいただきました ②

M様の406 20インチのVIVALOミニベロに続いて、たまたま同時期にオーダーいただいたF様の451 20インチミニベロの紹介です。

こちらも大変良い感じに仕上がりました。



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オーナーのF様は、時間をかけてカンパのオールドパーツ(1980年前後のgransport等)を収集されていましたが、ある程度集まったところで、それらを使ってミニベロロードを組むことを計画。

イーストリバー店主はF様と長く自転車を通じてお付き合いさせていただいておりますが、ありがたいことに、このたびもVIVALOでそれを製作することをご依頼いただきました。

製作については、パーツが旧式であったり、ミニベロに関するデータが少ないため、メールでの打ち合わせに多くの時間を要しましたが、想像していたよりはスムーズに完成に至りました。

誠にありがとうございます!



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フレームはビンテージのX型とミキストが合体したような形状になっています。

必然的に、VIVALOの得意なフレット仕上げです。

BBシェルについては、F様お手持ちのBBがイタリアン規格だったのですが、イタリアンの部材の新品が市場にほぼ流通していないので、知り合いからビンテージのCinelliのシェルを譲ってもらい、チューブに合わせて削って使用しました。

その他の部材はビルダーの判断で、ある程度の強度のあるカイセイ022をメインで使用しました。



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カンパ 以外のパーツについてはですが、リムはVELOCITY A23の451サイズ ポリッシュを別注でオーダーしました。

VELOCITYは通常のラインナップにないリムでもオーダーを受けてくれて、それほど時間がかからずに入ってくるので大変助かりました。

ミニベロですと、ダウンチューブにダブルレバーを装着すると操作しづらいので、DIXNAのレバーコラムマウントを採用。

シートクランプにはシルバーのTHOMSONのものを採用し、全体的にビンテージパーツと合わせてもしっくりくる構成にしました。



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アウターケーブルもシマノやカンパの現行のものを使っていては味気ないということで、日泉ケーブルのヴィンテージアウターを採用。

特にリアディレイラー用のカンパのスプリングアウターの復刻モデルは秀逸で、まさにこのVIVALOのためのケーブルといった趣き。



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カラーは透明感のあるパール・エメラルド・グリーン。

ロゴも落ち着いた旧タイプで統一感があります。



F様の1台のように、VIVALOではパーツに合わせたカスタムや、特殊な形状なフレーム製作(もちろん強度が保証できる範囲で)が可能です。

ぼんやりとでも「こんな1台を作ってみたい」というアイデアがありましたら、先ずはイーストリバーサイクルズまでご相談ください。

宜しくお願い致します!



26 4月

GW中の営業について


GWの連休中の営業については、以下の通りになります。

オーダーの相談・修理のご依頼等、ご来店をお待ちしております。


4月28日(水) 定休日
4月29日(木)〜5月3日(月) 通常営業 11:00〜19:00
5月4日(火) 臨時休業
5月5日(水) 定休日


大変な状況が続いておりますが、みなさまくれぐれもご自愛ください。



24 4月

VIVALO ミニベロ のオーダーをいただきました ①

昨年、VIVALOでミニベロのオーダーを2台、たまたまですが続けていただきました。

2台ともオーナー様のこだわりのつまったフレームでしたので、完成までには結構時間がかかりましたが、良い仕上がりになったのではないかと自負しております。

数ヶ月前にやはり2台続けて納車させていただきましたので、紹介させてください。



先ずはM様の406 20インチのVIVALOミニベロ。

実はM様には数年前に1台、やはりVIVALOでミニベロを提供させていただきました。

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このときはお手持ちのSHIMANO ALFINE 11S のリアハブを使って、ホイールベースの長めのオンロード・ツーリング系のミニベロを作りました。



そのVIVALOの製作における自由度と走行性能の高さにご納得いただき、2台目として「グラベル走行も可能な、もう少し太いタイヤも装着できるミニベロ」をご所望になられ、今回再度オーダーいただくに至りました。

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BMXのようなスローピングのフォルムでありながら、ある程度のホイールベースを保ち快適性重視。

必然的にラグレスでオーバーサイズのチューブのフレームになりました。

1台目同様、ALFINE 11Sの内装ギアハブを使用されるということで手組みホイール、さらに1.75程度の太さのタイヤを履くということでカンチブレーキ仕様になりました。

アッセンブルの内容も性能もM様に大変満足いただける、個性的なVIVALOが完成。

ありがとうございます!



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VIVALOでラグレスというと、要するにフィレット溶接のこと。

いつものことですが、非常にきれいな仕上がりです。

近くでよく見てみないとその美しさがわからないというところが、贅沢ですね。



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リムは太いタイヤが装着可能な406リムということで、VELOCITY CLIFFHUNGERを採用。

VELOCITYは20インチのラインナップも充実しており、オーダーすれば数ヶ月で入荷するので、大変助かります。

「チューブレスタイヤを試したい」ということで、IRC SIREN PROをオーダーいただき装着してみましたが、これはレース用のタイヤで強度がツーリング向きではなかったので、後々交換しました。



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ハンドルバーはM様お気に入りの日東 B267、レバーはPAULのカンチ用レバー パープルでワンポイントアクセント。

クランクはなかなか適当なものが見つからず、スギノのXD3BXに落ち着きました。

やはりクロモリフレームにはスギノで間違いありません。



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カラーはRPP WORKSのスタンダードグレーとレッドのコンビネーション。

ロゴはクラシックタイプで、1台目同様当店のロゴを加えていただきました。

ありがたい限りです。



VIVALOでしたらお客様からご要望があれば、製作経験のない仕様でも試行錯誤しながら対応してまいります。

時間はかかりますが、その過程を楽しんでいただけるようなお客様には、大いにご満足いただけると思います。


「こんな自転車を作りたい!」というご希望をお持ちのお客様がいらっしゃいましたら、先ずはイーストリバーサイクルズまでお問い合わせください。

宜しくお願い致します!