ロードバイクはスチール&リムブレーキでいいのでは? POS編
今年からイーストリバーサイクルズでも取り扱いが始まりましたPANASPNICの自転車。
もちろん一押しはPANASONIC ORDER SYSTEM (POS)のカスタムオーダーバイクです。


POS とは、パナソニックが長年培った技術や生産のノウハウを生かした、クロモリやチタンのセミオーダーシステム。
大阪府柏原市の工場にて、熟練した職人が1本1本のフレームを製作から塗装まで行っています。
某B社が生産を止めてしまった現在においては、大手メーカーで自転車のオリジナルフレームを国内生産しているのはパナソニックだけとなっており、非常に貴重な存在。
厳しい品質管理で知られるPOSのフレームは、あらゆる面において高い性能を誇り、初心者から上級者まで安心してお勧めできる逸品です。
大手ならではの生産管理で、オーダーから納品までの期間の長さも大変リーズナブル(現在は3か月程度)。
先日そんなPOSのフレームをオーダーいただいたT様のフレームが仕上がり、納車させていただきました。



PANASONIC FRCC05 フレーム&フォーク
*シマノ HP-7410 ヘッドセット 付属
¥248,000~
FRCC05は1990年代に世界のレースシーンで活躍した、PANASONICの伝統のある代表的なモデル。
もちろん現在はレースでは使われてはいませんが、昔ながらのしなやかな走りやクラシック且つスタイリッシュなルックスは根強い人気を誇ります。
オーナーのT様は昔からのお付き合いで、長い間クロモリロードの購入を検討されていましたが、いい歳になられたということで(とはいえ店主よりは全然お若いですが笑)、今回思い切ってオーダーに踏み切ってくださいました。
誠にありがとうございます!



チューブは、台湾生産にはなりましたが、今でもクロモリチューブの代名詞の一つとも言えるTANGE PRESTAGE。
熱処理が施されていることにより薄くて硬いことは勿論ですが、走りに直結するしなやかさも兼ね備えています。
ラグはパナオリジナルの3Dリッジラグ。
細かいところまで、クラフトマンシップが行き届いた美しいクロモリフレームです。


カラーは39色、デザインは17パターン、ロゴは2種、ロゴカラーは4色から選択が可能。
詳しくはコチラをご覧ください。
これだけあると相当迷いますが、選び甲斐がありますね。
T様が選ばれたのは、オーロラグリーン 艶消しの単色。
所有されている KLEIN の MTB に合わせたチョイスになります。
ロゴはトップチューブのシンプルなタイプにされ、全体的に落ち着いた感じではありますが、オーロラ塗装でが少し派手さがある自転車になりました。


ホイールは、 DIXNA が最近発売したバンテージシリーズのリムとハブの手組みです。
金属フレームのリムブレーキ等の自転車に合う、シルバーやブラックのものがラインナップされており、性能が高く且つリーズナブルな価格設定になっています。
今回は勿論シルバーで、ミドルハイトのリムで組みました。


コンポ―ネントはまだまだ入手可能な11速のシマノ アルテグラで、クランクのみ DIXNA のラ・クランクのシルバー。
Qファクターをあえて狭くして回しやすいことに重きを置いた特徴のあるクランクですが、クロモリフレームに合う細身のシェイプが魅力です。



ハンドル・ステム・シートポストは、日東の M106・NP・S92 です。
最近は日東の製品は世界的に需要が高く、特にシートポストは入手困難になっています。
S92 はオフセットゼロ・2本止めのタイプになります。
サドルとバーテープは定番の BROOKS のレザーで。
先日のO様の TOEI に続き、クロモリフレーム・リムブレーキのロードを紹介させていただきましたが、ある程度の年齢のいった方がスピードではなく純粋に乗ることや自転車旅を楽しむのであれば、メンテナンスしやすく長く付き合えるこのタイプの選択も多いにありという気がします。

パナソニックの POSにぴんときたら、是非イーストリバーサイクルズまでお問合せください!
ロードバイクはスチール&リムブレーキでいいのでは? TOEI 編

イーストリバーサイクルズでは、月に2度程度、日曜日の朝にモーニングライドをやっています。
前日にメールで開催を通知して、来れる方が集まって50キロ程度の近隣のルートを走ります。
途中にパン屋に寄るくらいで特別なことをするわけではないのですが、これが中々奥深いのです。
運動になるとか会話が楽しいとかはもちろんあるのですが、他の人といっしょに走ることによる「一体感」がとても心地よい。
大げさに言うと、これが自転車に乗ることの醍醐味の最たるものではないでしょうか。
物価高で自転車という趣味への入口のハードるが高くなってしまった昨今ですが、より多くの方にこの体験をしていただきたいと考えています。
仲間と走ることやツーリングを楽しむのであれば、レース仕様の大げさな機材は必要ありません。
気持ちよく走るための最低限の機能が備わっていればいいのではないかと考えています。
長く付き合えれば、よりいいですね。



203,500円~
常連のO様はそんな店主の考えに共感してくださっている(であろう笑)お一人。
江戸川区在住で、モーニングライドにもよく参加されます。
CALAMITAのスチールロードをご購入いただいてからのお付き合いですが、このたび「ハンドメイドのスチールバイクに乗りたい」ということで、TOEI製のロードのフレームセットをオーダーいただきました。
誠にありがとうございます!

東叡社は埼玉県川口市にある約70年の歴史を誇る、伝統のある自転車工房です。
メインで製作しているのは、「ランドナー」と呼ばれる泥除け付きのツーリング車ですが、スチールの自転車工房ですからロードバイクやミニベロ等、巾広いジャンルに対応しています。
イーストリバーサイクルズでも数年前から、TOEIのフレームの取り扱いを始めさせてもらいました。
今回のO様のオーダーは、一番スタンダードなリムブレーキ仕様のラグドのロードバイクフレームになります。


TOEIオリジナルのスタンダードラグを使ったクラシカルなスタイル。
手持ちのパーツに合わせて、フォークはアヘッド仕様になっています。
チューブは定番のカイセイ022ですので、大柄なK様が乗っても頑丈で、しなやかに走ります。


伝統あるTOEIのロゴは、かっこいいを通り越して重みがありますね。
カラーはホワイトとブラックから選べます。

O様によると乗り心地は、疲れにくく良好とのこと。
早速、色々なところに出かけてくださっているようで、うれしい限りです。
自転車とも当店とも、末永く付き合っていただきたいものです。

定評のあるTOEIのスチールロードフレームはいかがでしょうか?
場合によってはかなりお待たせすることもありますが、ご満足いただける1台になりと思います。
ご興味のある方はイーストリバーサイクルズまでお問合せください。
サクッとソロで日光に行ってきました
8月のお盆期間中は数日お休みをいただきましたが、諸雑用が立て込んでおり、それらをこなしているうちに「あっ」という間に過ぎてしまいそうな模様。
「これはいかん!」ということで、思い立ってソロ輪行で奥日光に行ってまいりました。
奥日光は家族旅行やお客様とのツーリングで何度も訪れていて、勝手知ったるエリア。
また、東京の東側からは、東武鉄道でアクセスしやすいのです。

東武浅草駅から出ている特急リバティは、比較的座席以外のスペースに余裕があって、輪行しやすいので、日光や会津方面に行く方にはおすすめです。
日光は駅の地点で標高が約540メートルなので、夏のライドには奥日光は丁度いいのです。



リバティだと約2時間で東武日光駅に到着します。
到着後は、駅近くのパン工房せんばさんにて昼食のパンを購入。
奥日光は高級レストランを除くと昔ながらのドライブインのような食堂しかなく、しかも値段も高いので、その日はパンを持っていくことにしました。
パンの持ち運びは、こういう際に大変便利な、当店オリジナルのバイク風呂敷を利用。
バイク風呂敷については、是非コチラの投稿をご覧ください。


日光駅から市街地を抜けて、いろは坂を登って明智平を経由して中禅寺湖へ。
駅周辺は相当暑かったですが、中禅寺湖は標高約1300メートルになるので、ここまでくるとだいぶ涼しいです。
いろは坂はきついイメージがありますが、上りの第二については、道が斜度がきつくならないならないように作られていて、路面も比較的きれいなので、ヒルクライム初心者にもおすすめです。
ゆっくり上ってもだいたい2時間くらいで湖につけます。
さすがにお盆休み期間なので車はそこそこ多かったですが・・・。


今回のライドの相棒はOnebyESU JFF 703D。
「オールロード」というジャンルに入る自転車なので、700×36の太めのチューブレスタイヤをはいて試してきましたが、今回はすべて舗装路のソロライドなのでIRCの新しいクリンチャータイヤASPITE PRO SPEED EDGEの700X28を試してみました。
「転がり抵抗を最低限にした」という謳い文句の通り、非常に走りやすく、且つ安定感もある良いタイヤでした。
このグレードのものとしては、値段もお手頃でおすすめです。
703Dはオンロードでもなかなかの反応の良さで、快適に上ることができました。



さらに竜頭の滝を経由して戦場ヶ原まで上ります。
ちょっと走ると生えている植物や風景ががらっと変わって、飽きないのが奥日光の魅力です。
ここまで来るとさらに涼しくて快適です。

今回の上りゴール、標高1478メートルの湯ノ湖に到着。
この先にも厳しい峠道がありますが、今回はさくっと走って帰る日帰りツーリングなので、ここから同じルートを下りました。
東武日光駅までは、1時間程度で下ることができます。
帰りの特急ではビールを飲んでクールダウン。
夕方には東京に戻ることができました。
首都圏にお住まいで短い時間でツーリングを堪能したい方には、奥日光はおすすめです。

湯ノ湖からのダウンヒルでも全く問題のないバイク風呂敷。
日帰りツーリングには大変便利なので、是非、お試しください。
詳しくはコチラ。
8月9日〜17日の営業について

お盆期間中は、以下の通りに営業致します。
カスタムや修理のご依頼等、ご用向きのあるお客様は是非ご来店ください。
宜しくお願い致します。
8月9日(土) 通常営業
8月10日(日) 時短営業 16:00-19:00
8月11日(月) 時短営業 11:00-17:00
8月12日(火) 通常営業
8月13日(水) 臨時営業 11:00-17:00
8月14日(木)〜16日(土) 休業
17日(日) 通常営業
MUNROE CARGO、カスタムしてはいかが?

グラベルバイク中心のラインナップで広く知られているBOMBTRACK。
そんなBOMBTRACKでもMUNROEというアーバンのシリーズがあって、その中でも人気のモデルがMUNROE CARGOです。

完成車価格 ¥253,000
フレームセット価格 ¥143,000
フロントの大きな荷台がとにかく大きな特徴で、30キロまでの荷物の積載が可能。
その荷台に合わせて、フロント20インチ・リア27.5インチの異なるサイズのホイール&タイヤを装着する仕様になっています。
可能な積載量は大きいですが、それと比較してフレームは強度を保ちつつ軽量で走行性能も高いので、街乗りだけでなく、ツーリングにもぴったり。
このような形状のカーゴバイクの完成車というのは他のメーカーになく、お値段も手頃なので人気車種となっています。
写真のマットティールカラーについては、Mサイズが完売しており、現在Lサイズのみ取り寄せにてご用意できます。
次回は異なるカラーで11〜12月に入荷予定です。
値上がりする可能性もありますので、Lサイズの適合身長である175センチ以上の方は、是非ご検討ください。
そんなBOMBTRACK MUNROE CARGO のマットティール Lサイズを先日、ご購入いただきました。



カスタムのリクエストをいただき、いくつかのパーツを交換・追加しての納車になりました。
誠にありがとうございます!

ハンドルはストレートタイプのものが標準ですが、日東のHi-Bar (¥13,200)というライザーバーに変えてよりリラックスポジションへ。
それに合わせてステムも同じく日東のMT-32クロモリステムに交換(¥13,200)。
グリップは定番のOULYへ交換。

前カゴはBAZIL CRATE Mサイズ(¥5,500)を結束バンドで装着。
大き過ぎず小さ過ぎず、荷台や車体にちょうど良い大きさです。

ペダルはMKS XC-ⅢBeartrap。
形に特徴がある高性能なMTBペダルです。
踏み面が大きいので自転車を選びますが、MUNROE CARGOにはぴったりです。
このようにカスタムしたくなるような、遊び心に溢れた自転車、BOMBTRACK MUNROE CARGO。

大きいサイズでちょうど良い方は、いかがでしょうか?
VIVALO新規受注停止のお知らせ&フレームセール
開店当初よりイーストリバーサイクルズで取り扱いをして参りましたVIVALOですが、諸事情により新規受注を停止することになりました。
大変残念ではありますが、メインビルダーの日下氏が高齢になられたこと等が、主な理由になります。

何度もブログ等で書かせていただきましたが、「日下氏が火を入れたフレームは乗り味が違う」ということで、今だに多くのお客様に喜んでいただいております。
イーストリバーサイクルズで提供させていただいたVIVALOのオーナー様については、メンテナンスは引き続き当店が責任を持って対応致しますので、貴重なフレームを長く大切に乗っていただけると幸いです。
尚、再塗装・フレームの修理/改造については、イーストリバーサイクルズを通じてVIVALOとは別の工房にて対応可能ですので、お申し付けください。
それに伴い、当店で所有している2本のVIVALOの中古のロードフレーム&フォークセットを、セール価格にて提供させていただくことになりました。
VIVALOはもちろんのこと、クロモリロードに興味のあるお客様は、是非ご検討ください。




VIVALO PALU(ディスクロード)フレーム&COLUMBUS FUTURA オールロードフォーク
+ CHRISKING INSET8 マットスレート
+ THOMSON SEATPOST COLLAR 28.6
サイズ:シートチューブ C-T 510ミリ、トップチューブ(水平換算)C-C 530ミリ
定価 ¥353,204 → 販売価格 ¥175,000
VIVALOのディスクロード PALUは、グラベルロードではなくオンロードモデルになります。
チューブはECO STRONG LIGHT。
もちろんクロモリロード特有の振動吸収性やウィップ感は維持しつつ、通常のクロモリフレームとは異なる剛性やダイレクト感があり、ちょうどカーボンとクロモリの中間くらいな乗り味です。
フォークはCOLUMBUSのオールロード用のもので、CHRIS KINGのヘッドセットとTHOMSONのシートポストカラーが付属してきます。
装着可能なタイヤサイズは、700X28まで、BB規格はJIS(BSA)になります。
店での試乗や輪行ツーリングに使っていたものなので、細かいキズやスレはあります。
その他、画像はコチラを参照ください。




VIVALO ラグドロード フレーム&スチール スレッドフォーク
+シマノ アウター受け +ダイアコンペ ヘッドセット
サイズ:シートチューブ C-T 525ミリ、トップチューブ C-C 535ミリ
定価 ¥206,800 → 販売価格 ¥121,000
ご成約済み。ありがとうございました!
VIVALO 定番のホリゾンタル形状のラグドフレームセット。
チューブはカイセイ4130Rで、クロモリらしい快適な乗り味のロードバイクになります。
ヘッドとフォーク肩のメッキラグが、黒の塗装と対照的で映えます。
一度だけ組み付けて乗っただけなので、中古と言っても新品の状態に近いです。
装着可能タイヤは700X26まで、もちろんBBはJIS規格になります。
その他、画像はコチラを参照ください。
日下氏が火を入れたこちらの2本のVIVALO。
性能はイーストリバー店主が保証しますので、サイズの合う方は宜しくどうぞ!
お子様乗せ仕様のe-tool

BRUNO のカーゴバイクタイプのEバイク、e-tool。
去年にディスクブレーキが装着された新型になって以降も、その性能の高さから、乗っている方々からはご好評をいただいております。
いわゆる電動自転車と比較すると価格は上がりますが、フレームの軽さや反応の良さ、バッテリー性能、運搬力、すっきりとしたデザイン 等々、実用性だけではない一段上の性能の自転車をご所望されているお客様には、心からおすすめできる1台です。
そんなBRUNO e-toolをチャイルドシートや前カゴを付けた仕様で、先日納車させていただきました。



定価 ¥269,720 (スタンド含む本体のみ)
カラー:グレー(写真)、ブラック *フォレスト、サンドは現時点では完売
二人のお子様を代わる代わる乗せて通園等で活躍した後、ご夫婦のサイクリング車として楽しまれるのではと予想します。
長く付き合っていただけると幸いです。
誠にありがとうございます!
今回のカスタムは以下の通りです。

チャイルドシートは、OGK技研 グランディアゼロプラスを装着しました。
老舗の日本メーカーのOGK技研、さすがに実用性に優れています。
自動巻き取りのシートベルト、ゆったりとしたヘッドレスト 等、至れり尽くせりです。

前カゴもOGK技研のFB-065。
一昔前のシティ車用のものとは思えないくらい、デザインが良くなっています。
もちろん実用性は、主婦のみなさまのお墨付き。

e-tool専用の樹脂製の泥除け。
¥5,995とお手頃なお値段です。

フロントライトは、LEZYNE E-BIKE CLASSIC STVZO E900+ ¥19,800 です。
バッテリーと配線を繋いで、手元で点けたり消したりを操作できます。
STVZOとは、上方向への配光を防ぐドイツの規格で、歩行者や対向車に優しい仕様になっています。

こちらは、e-toolのホームページから借用した画像ですが、街乗りだけじゃなくて、こんな感じに遠出にも使ってもらえるとうれしいですね。

BRUNO e-tool、宜しくお願いします!





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