14 3月

WHITE INDUSTRIES のハブ手組みホイール、一推し

主なメーカーのロードバイクやシクロクロスバイクのラインナップは、ほとんどディスクブレーキ仕様になりました。

スポーツバイクの性能が向上するのは良いことに違いはないのですが、みなさん、これまで使ってきたリムブレーキの自転車はどうされていますか?

ここ数年の自転車の価格は大幅に上がってしまい、趣味としてのスポーツバイクのハードルが高くなってしまった昨今、イーストリバー店主は、手持ちのものを直しながら長く使うことは、とても大切なことだと以前より感じるようになりました。

当店で購入した自転車でなくても、修理・メンテナンス・パーツ交換 等、ご相談ください。



完組みホイールについても、リムブレーキ用のラインナップは大幅に減って、選択肢は少なくなってきました。

「リムブレーキ仕様で、もう少しグレードの高いホイールが欲しいな」と思っても、完組みだと難しい状況です。

そんな時に、イーストリバーサイクルズでは手組みホイールをおすすめします。

こちらは、少し前にS様からオーダーいただいて組んだ、WHITE INDUSTRIES T11ハブの手組みホイールです。

以前に当店でリムブレーキ仕様のVIVALOのクロモリフレームを提供させていただいたS様ですが、ホイール交換を検討していたところ、やはりリムブレーキ仕様だと適当なものがなかったので手組みに興味を持っていただき、今回のオーダーに至りました。

誠にありがとうございます!



こちらのブログで何度も紹介させていただいていますが、WHITE INDUSTRIES は創業50年近くを誇るアメリカのパーツメーカー。

ハブ・クランク・チェーンリングの削り出しの技術と美しさは、世界有数のものですし、実践に裏打ちされた性能を誇ります。

T11はリムブレーキのハブのシリーズで、7色のカラーから選択が可能です(カラーチャージあり)。



リムはHED BELGIUM、スポークはSAPIM CX-RAYをチョイスされました。

CX-RAYは、粘り・強度・軽量性を兼ね備えた最高峰のエアロスポークになります。

丸穴用ですと、補修やメンテナンスも比較的楽にできます。



しつこくて申し訳ありませんが、手組みホイールは見た目の特徴はありませんが、振動吸収性の良さやメンテナンス性の高さでは、完組みホイールより優れていると思います

リムブレーキ用のリムやハブは多くはないですが、いくつか選択肢がありますので、ご予算に応じて提案させていただきます。


ご興味のある方は、是非お問い合わせください!



WHITE INDUSTRIESの当店ウェブショップはコチラ



12 3月

シクロクロスのレース車はOnebyESU で決まり

当店のお客様では数少ない、シクロクロッサーであるK様。

10年前にVIVALOでカンチブレーキ仕様のシクロクロス車をオーダーいただいて、それで粘り強くレースを続けてきましたが、ここ数年でめきめきと実力を上げて(何かあったんでしょうか笑)、最近、ついにC1に昇格!

おめでとうございます!




そこで、さらなる成績アップのために、念願のディスクブレーキ車への乗り換えをご検討。

最終的に、OnebyESU JFF #807z をご購入いただき、このたびめでたく納車となりました。

誠にありがとうございます!

OnebyESU JFF #807z

フレーム&CBD1.25TH フォーク ¥165,000

フレーム&CBD1.5TH フォーク ¥162,800



シクロクロスレースからグラベルライドまでをカバーしたOBSのアルミフレーム807z

トリプルバテッドのアルミフレームは、軽量且つ、レースや長時間のグラベルライドで酷使しても問題のない剛性を兼ね備えています。

ジオメトリーについては、かかりの良さを重視して、BBの位置は高め。さらにリア〜センターはこのタイプの自転車としては短めで、シート角が立ち気味となっています(ヘッドの角度は未公表)。

まさにCXレースに最適化したジオメトリーと言えるのでは。



フォークは2種設定されております。

日本国内のレースの状況を考慮すると、おそらくたっぷりとオフセットをとって直進安定性を重視し、適度な剛性のある1.25をチョイスした方が使い勝手がいいということになるのではないでしょうか(画像のK様の車体も1.25)。

剛性とクイックなハンドリングに重きを置いた1.5と、使い方や好みで分かれるところなので、よろしければ店主までご相談ください。



シートステーは振動吸収の良い扁平チューブ。

チェーンステーはS字の曲げによりクリアランスを最大限にとっており、泥詰まりを防ぐことができる形状になっています。

ブリッジが入っていないのも、泥詰まり対策です。

一応、グラベル系だと42の太さのタイヤまで入るとのこと。



カラーについては、クロモリ同様のカラーチャートからの選択はもちろん、アルミならではのアノダイズドのサンドグレーの設定もあり、K様はそちらにされました。

金属フレームらしい高級感があって、いい感じですね。

グラフィックはとてもシンプルで、質実剛健のイメージが強い(?)ワンバイエスらしいものです。



ホイールは、GROWTAC EQUALのカーボンリム14種の中からチューブラー対応のCXタイプのもの+DT SWISS 350の手組み。

前のVIVALOにも当店の手組みホイールを装着して、それを機能・ルックスともに気に入っていただいたので、今回はカーボンリムの手組みをオーダーいただきました。

せっかくフレームから組むのだから、ホイールもオリジナルの組み合わせの手組みにするというのは、「自分だけのバイク」感が高まります。

EQUALのリムは高性能なわりに、価格が抑えめなのでおすすめです。

おそらく、メーカーの完組みホイールと比較すると、振動吸収性やメンテナンス性は優れていると思います。

チューブラータイヤは、K様を含めシクロクロッサーに人気のA DUGUST のオールラウンダー SMALL BIRD



ブレーキは同じくGROWTAC EQUAL のメカニカルディスクブレーキ

当店の定番ブレーキとなってきた感がありますが、本当によく効きますので、検討中の方は是非、お試しください。

さらにクランクは、MAGENE PES-P505 BASE パワーメーター

リーズナブルな価格で、性能面も評判の良いクランク型のパワーメーターです。

シュッとしたデザインも807zに良く合います。

変速系のパーツは無難にシマノのメカニカルのものでまとめました。



開発過程については、東京サンエスの「月刊サンエスウォッチング」のVol.41や59に掲載されており、大変興味深いです。

こうした様々な過程を経て開発された、OBS 807z こそ「日本のシクロクロッサーのかゆいとこに手が届くモデル」と言えるかもしれません。


ご興味のある方は、当店でのOnebyESUの試乗会の開催を予定しておりますので、是非お問い合わせください。

宜しくお願い致します。



26 5月

WHITE INDUSTRIES 手組みホイール&One by ESU クランク カスタム②

当店で数年前にCALAMITA due+の完成車をご購入いただいたO様。

CALAMITA due+ はお手頃なクロモリバイク完成車としては、当店一押しのモデルです。

チューブにはCOLUMBUS CROMOR、主なコンポーネントはシマノSORAを採用し、エレガントなルックス且つ、しなやかな走りを実現しています。



性能には満足しているO様ですが、ちょっと不満なのが全体的なクラシックバイク感。

「やっぱりパーツはシルバーでそろえたい・・・」等の希望を実現すべく、徐々にカスタムを進めました。

そして、その一環で、少し前にWHITE INDUSTRIESハブで手組みホイールにホイールを交換されました。



ポリッシュシルバーのT11ハブに、VELOCITY A23&A23OCのポリッシュを組み合わせました。

T11WHITE INDUSTRIES のリムブレーキ仕様のロードハブで、シンプルなルックスがクロモリバイクとよく合います。

もちろん、回転性能も軽さも、手組みホイールとしては申し分ありません。



O様はホイールを交換される前に、レバー・ブレーキ・ディレイラーをシマノ105のシルバーにアップグレード。

その際にクランクについては、DIXNA ラ・クランクをチョイスしました。

One by ESU同様、東京サンエスのオリジナルブランドであるDIXNAのクランクは、クロモリフレームに合う細身のシェイプとなっており、シマノパーツとの性能面での相性もばっちりです。



O様のCALAMITAの現状は、こんな感じです。

ハンドル・ステム 等も交換しているので、フレーム・フォーク以外はほぼすべて当店で変えていただきました(笑)。

全く完成車の状態とは異なる、ネオクラシックバイクになりました。

誠にありがとうございます!



自転車というものは、完成車で購入しても、自分の理想に近づけるべくカスタムできることが大きな魅力の一つです。

ご自身の自転車も、バーテープを変えるだけでもかなり印象が異なるし、ステムを1センチ長さの違うものに交換するだけで乗り心地が激変します。

カスタムのご相談は、イーストリバーサイクルズまで、是非!



30 7月

WHITE INDUSTRIES のハブで手組みホイールはいかが?

クロモリ好きの方を中心にご好評いただいておりますWHITE INDUSTRIESのパーツ類。

優れたCNC加工技術により削り出されたその美しさや性能の高さは、長年多くのサイクリストを魅了し続けています。



特におすすめしたいのは、WHITE INDUSTRIES ハブを使った手組みホイールです。

先日、CLD(Center Lock Disc hubs)を使ったホイールをオーダーいただきました。

リムはロープロファイルのものをご所望ということで、H PLUS SON の THE BOXをチョイス。

スポークは振動吸収性と耐久性を兼ね備えた高級スポーク、SAPIM CX-RAYで。


さらに、ニップルは同じくSAPIMのSECURE LOCK ニップルを採用しました。

緩みにくい構造になっている優れたニップルです。

こちらは6色からカラーを選べます。



今回のホイールはブラック基調で組みましたが、WHITE INDUSTRIESのハブは、ブラックとポリッシュ以外にも、レッド・ブルー・ゴールド・パープルからカラーを選ぶことができます。

* カラーハブは追加チャージがかかりますので、ご了承ください。


現在当店では、CLDハブのゴールドを在庫しております。

WHITE INDUSTRIES CLD HUBS GOLD

前後とも32H・シマノ 10/11Sフリーボディ・12mmスルーアクスル・リア142ミリ幅

¥78,700 + tax

* ウェブショップはコチラ

別のホール数や別のカラーもお時間をいただければ入手可能ですので、ご相談ください。



マスプロメーカーの完組みホイールもいいですが、メンテナンス性に優れ、振動吸収が良く体に優しい手組みホイールを、WHITE INDUSTRIESのハブでいかがでしょうか?

ご検討ください!



4 6月

最近組んだ手組みホイールをいくつか

雨の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

雨降りの日には、ネットで諸々検索しながら、次回新調するフレームやパーツのことをあれこれ想像したりするのは楽しいですね。

あっという間に時間が経ってしまいます。



今回はここ数ヶ月で組んだ手組みホイールのいくつかをご紹介。


シマノ  HB-7600 & VELOCITY A23



トラディジオーネ  ZERO & VELOCITY A23



シマノ  HB・FH-M8000 & VELOCITY CLIFFHANGER



アルミリムのピストホイール、オールシルバーのロードホイール、26インチのQRのMTBホイール 等々。

大手メーカーの完組みホイールでは、既に生産中止になっていたり、ラインナップが限りなく少なくなってしまっている仕様ばかりです。

しかし、フレームはまだまだ十分使えたり、長年乗って愛着が湧いていたりすると、なかなか簡単に自転車本体の買い替えには踏み出せないもの。

そういう場合には、ホイールだけでも、修理やグレードアップされてはいかがでしょうか?

手組みホイールであれば、少し前の仕様でも対応可能です。



手組みホイールのご用命は、是非、イーストリバーサイクルズまで。

宜しくお願い致します!



26 12月

tuneのハブで手組みホイールをいかが?

ドイツのコンポーネントメーカー、tune

特に有名なのはチタンシャフトの軽量クイックリリースですが、それ以外にもホイール・ハブ・ステム・サドル 等を供給している、総合バイクコンポーネントのブランドです。


当店では、特に手組みホイール用のハブが一推しです。

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ロード系ですと、リムブレーキ仕様は、フロントのMIG(¥25,900税込〜、20/24/28H)とリアのMAG(¥53,200税込〜、24/28H)

ディスクブレーキ仕様は、フロントのKILL HILL CL(¥30,900税込〜、20/24/28H)とリアのCLIMB KILL HILL CL(¥60,300税込〜、24/28H)があります。

カラーのラインナップは、シルバー・ブラック・ブルー・ゴールド・オレンジ・レッド・グリーンの7色。


オーダーを受けてからドイツの工場でアッセンブルされるハブは、軽量で回転性能も高いです。

アルマイトの仕上げがとても美しく、ルックスも高級感があります。

某C社のハブと比較すると、値段がお手頃なのもうれしいところ。

カンパ仕様もラインナップされています。



最近、近くにお住まいのお客様から、カンパ仕様の手組みホイールをオーダーいただきました。

これまでメーカー品の比較的安価な完組みホイールを使われていましたが、調子が悪くなってきたので、よりツーリングを楽しむことのできるホイールを探しておられました。

手組みホイールのメリット(メンテナンス性や振動吸収性の高さ 等)をお伝えしたところ、興味を持ってくださり、オーダーしていただくに至りました。

誠にありがとうございます。

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ハブはMIG&MAGのスタンダードタイプ。

どんなフレームカラーにも合うゴールドをチョイスされました。


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リムはH PLUS SONのロープロファイルタイプで軽量なARCHETYPE

チューブレスには対応しておりませんが、精度が高くルックスも良いので、おすすめすることが多いリムです。


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スポークはSAPIM CX-RAY

独特のバネ感があり、振動吸収性の高い高級スポークです。

ニップルは同じくSAPIMの、緩みにくいSECURE LOCKアルミニップルのゴールド。



ホイールのグレードアップを検討されているお客様でしたら、是非、TUNEハブ 等の手組みホイールを是非選択肢に加えていただけると幸いです。

ツーリング用途がメインでしたら、完組みよりも多くのメリットがあると考えます。


ご検討ください!



18 9月

WHITE INDUSTRIES 、取り扱い開始してます

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クランク、ハブ、ヘッドパーツ 等のメーカーとして世界的に名高い WHITE INDUSTRIES

優れたアルミの削り出しの技術で仕上げられたパーツは、美しく高性能。

長い間、サイクリストの憧れの的となっています。

特にスチール系のバイクに乗っている方々には、必須アイテムと言えるでしょう。



イーストリバーサイクルズでは久々に WHITE INDUSTRIES の取り扱いを再開し、少しだけですがパーツが入荷しております。

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G30 CRANK

カラー:BLACK(写真), POLISH SILVER

長さ:165(写真),170,172.5,175

*BB別売り

¥52,525



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MR30 TSR 1X CHAINRING

カラー:BLACK(写真), POLISH SILVER

歯数:28〜48T(写真40T)

¥13,123(28-34T)
¥14,443(36-42T)
¥16,632(44-48T)


「自転車の顔」にあたるパーツといえばクランクとチェーンリング。

極端なことを言えば、この箇所がフレームのフォルムと合うと合わないとでは、また高級感があると無いとでは、自転車の印象が随分変わります。

しかし、マスプロメーカーのコンポーネントのクランクセットは、基本的にカーボンフレームに合わせた極太のデザイン。

細身のクロモリチューブのフレームには、WHITE INDUSTRIESのクランクセットの方が絶対お似合いですので、クロモリフレームのオーナー様は是非ご検討いただければと思います。


MR30 TSR 1X CHAINRING は、グラベルバイクを中心に新しい流行となっている、フロントシングル用のナローワイドのチェーンリングです。

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POLISH SILVERのクランクとチェーンリングは、こんな感じです。

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クラシックにまとめたい方は、こちらを選択ください。


もちろんスタンダードなロードバイク用の、ダブルチェーンリングのVBC CHAINRING SETS(¥30,920〜¥33,130)やQファクターの狭いR30 CRANK  等もライナップされています。

詳細はコチラをご覧ください。



ハブの在庫は現在ありませんが、先日、WIハブを使った手組みホイールを提供させていただきました。

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CLD HUBS CENTER LOCK 12mm thru

カラー:BLACK,POLISH SILVER,GOLD(写真),BLUE,PINK,PURPLE,RED

ホール数:24,28,32,36

¥87,659(BLACKとSILVER以外のカラーハブはプラス¥5,940)


クランク同様、アルミの削り出しの美しいボディ。

ベアリングはENDURO BEARINGS社製のカートリッジ式のものが採用されており、容易に交換可能です。

CHRIS KING に比べると、お求めやすい価格設定になっているのではないでしょうか。

カラーを選べるのもうれしいですね。


今回は、STANS NO TUBES GRAIL MK3 リムとの組み合わせです。

デカールはカスタムしました。

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ハブはCLDの他に、ロード リムブレーキ用のT11 (¥81,257〜)等もライナップされています。

詳しくは、コチラをご覧ください。



その他にもWHITE INDUSTRIES には、ヘッドパーツフリーコグもラインナップされていますので、ご興味のある方はお問合せください。

宜しくお願い致します!



30 5月

リムブレーキならCHRIS KING R45 ハブの手組みホイールで

久しぶりにCHRIS KINGのホームページをのぞいたら、秋に開催されたオープンハウスの記念動画があがっていました。

著名なフレームビルダーのフレーム紹介があったり、日本からSIM WORKSさんも登場するので、よかったらご覧になってみてください。


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2015年に工場に訪問してキングさんに挨拶させていただいたのが、なつかしい思い出です。


CHRIS KINGの工場があるポートランドは、地産地消への取り組み等で先進都市として有名ですが、最近ではBlack Lives Matter運動の時にメディアから多くその名を聞きました。

地元のサイクリストの多くも参加していたようです(詳しい様子はコチラ)。

当然、こうしたピースフルな精神の延長に彼らの自転車愛もあるわけで、あの出来事の後、自転車やポートランドと縁のできたことをより誇らしく思うようになりました。


というわけで、みなさん、CHRIS KINGの製品は素晴らしいので使いましょう!



最近もR45でリムブレーキ用のホイールを組ませていただきました。

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リムはVELOCITY A23とA23OC

手組みホイールとしては、軽量で乗り心地の良い鉄板の組み合わせです。

これで前後セットで17万円程度になります。



最近はどのホイールメーカーのサイトを見ても、ディスクブレーキ仕様のホイールがより多くの割合を占めるようになってきました。

おそらく上級のラインナップは、すべてディスクブレーキ仕様のみという日が、そう遠くない未来に来ると思います。

しかし、世に出たリムブレーキ仕様のフレームがなくなるわけではありません。

良い手組みホイールと組み合わせて、より長く大切にお手持ちのリムブレーキの自転車と付き合われてはいかがでしょうか?



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「良いものを直しながらより長く使う」というのは、CHRIS KINGの根本的なコンセプトであり、ポートランドという街の精神性とも言えるかもしれません。



25 7月

クロモリの方も、そうでない方もCK R45の手組みホイール

今年の梅雨は雨が多く、自転車屋にとってはなかなか悩ましい日々が続きます(笑)。

今日も降ったり止んだりで、はっきりとしない天気。

早く過ぎ去ってくれることを願うばかりです。

それにしても気候変動については、一人一人が何かしなければならないと強く思う今日この頃。



相変わらず当店では、ロードホイールとしては手組みのものをお勧めしておりますが、お勧めする大きな理由の一つに「修理・メンテナンスをしながら長く使える」ということがあります。

ハブは手組みホイールの要のパーツになりますが、特にCHRIS KINGR45ハブは会社が存続する限り、大きな仕様変更はなく補修パーツ(ベアリング等)は供給され続けられますので、長期間に渡って使用することができます。

過度な軽さや回転性能を求めず、「永く快適に使える」を第一に考えるユーザーには、R45の手組みホイールはぴったりだと思います。



ちょっと前になりますが、VIVALO オーナーであるお二人に提供させていただいたR45の手組みホイールをご紹介。

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お一人目のVIVALOオーナーのO様は、初期仕様のシマノハブの手組みホイールからのグレードアップ。

すでにヘッドパーツは先行して変えていたので、それに合わせてカラーはレッドで。

リムはDT SWISS RR411

DT SWISS 独自のSBWT(Strength Boost Welding Technology)溶接ジョイント製法が採用された最新モデルで、精度が非常に高いです。

チューブレスにも対応、リアはasymmetric(非対称)になっています。



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もうお一人のH様は、某M社の完組みホイールを使っていましたが、調子が悪くなったので手組みホイールを新調。

あえてヘッドパーツとは違うマットスレートのカラーをチョイスされ、リムはH PLUS SONのARCHETYPEのポリッシュをと合わせました。

マットスレートはどんなカラーのパーツやフレームとも合うので、お勧めです。

ARCHETYPEは軽量性と強度のバランスが良く評価の高いものですが、なんと言ってもルックスがシャープで良い。



お二人とも主に長距離ツーリングやブルベで使用されており、ホイールの快適性と走行性能に大変満足していただいています。

特にH様は完組みホイールからの載せ替えなので、その性能差をかなり実感していただいている模様です。



用途によりますので、すべてのライダーに手組みホイールが合っているとは言えないかもしれませんが、レースではなく長距離を乗ることがメインの使い方なのであれば一度お試しいただいてもよろしいかと思います。

カーボンフレームに乗られているライダーにもお勧めです。

CHRIS KING R45の手組みホイールにご興味のあるお客様は是非お問い合わせください!



3 5月

tune のハブで手組みホイールを


ハブ、クイックリリース、ステム 等で知られるコンポーネントブランド、tuneの取り扱いを開始しました。



tune は1988年に Uli Fahl によってドイツ ミュンヘンで立ち上げられたブランドです。

これまでに軽量性・耐久性のバランスに優れた数々のパーツ類を開発してきました。

特に有名なのは世界的にスタンダードとなったチタンシャフトの軽量クイックリリース。

それ以外にもハブを得意としています。



今後イーストリバーサイクルズ では、ロード/シクロクロスのハブを中心にtune の販売をしていく予定です。

リムブレーキのフロントハブのモデル名はMIG、リアハブはMAG といいます。

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MIG スタンダード ¥22,800 セラミック ¥37,800

MAG スタンダード ¥46,600 セラミック ¥53,500 (20H/24H/28H)


ディスブレーキのフロントハブのモデル名はKINGkong、リアハブはKONG といいます。

KINGkong スタンダード ¥27,000 セラミック ¥44,900

KONG スタンダード ¥52,300 セラミック ¥58,900 (24H/28H/32H)

* 上記はすべて税別価格。
* MAGとKONGはシマノ/スラムとカンパの仕様選択可。
* 上記モデル以外に、12速用仕様(ENDURANCE)やストレートスポーク仕様(PRINCE SKYALINE)もラインナップ。


カラーはブラック・シルバー・レッド・オレンジ・グリーン・ネイビー・ゴールドの7色から選べます。


納期はオーダーしてから2ヶ月以内でくるので、かなりリーズナブル。

価格も上級グレードのハブとしては比較的抑えられているので、お求めやすいかと思います。

また、最近CHRIS KINGがカンパ仕様の生産をほぼ止めてしまったので、カンパで組まれるお客様にとっては選択肢として良いのでは。

長年世界中のサイクリストに愛され続けてきたことからわかるように、性能については実績があります。



先日、早速MIG&MAGのセラミック・カンパ仕様でオーダーをいただき、手組みホイールを組ませていただきました。

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リムはH PLUS SON の ARCHTYPE のヘアラインハードカラー。

頑強で高級感のあるリムで、おすすめです。

tuneのグリーンととてもよく合っています。

フレームが濃いブルーなので、クイックリリースはネイビーをチョィスしました。



このブログで何度も書いていますが、手組みホイールは多くのスポークで支えている分、完組みホイールの同価格帯のものと比較するとちょっと重いですが、非常に振動吸収性能が高く、長く乗っても疲れません。

また、修理や補修をしやすいので、遠出される方も安心してお使いいただけます。



ロードやシクロクロスの手組みホイールに興味のあるお客様は、是非お問い合わせください。

お待ちしております!